2021/09/08

病院間連携の実感

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2021.9.8にアップしました。

 初診時の検査では、病状の把握、治療方針の決定、スケジュール調整 等を速やかに進めるため、スピード重視の「仮押さえ」的な手続きが用いられます。順序を配慮の上、可能な限り短期間での検査を目指す、時間との戦いでもあるため、前日に有明病院で入院治療の依頼をしたのに、この日は東大病院で検査の続き(PET検査)だったりと、いささか不義理な状況が生じたりもします。
 ひとつの目的のために、複数医療機関の横断的な活用が可能で、その体制が維持されていることは、評価に値する医療水準であると……

2021/09/01

「自分らしさ」の選択


2021.9.1にアップしました。

 病院や主治医の変更は、セカンドオピニオンの主旨でないと理解した上で、あえて「意思の反映」に利用したいと考えたのは、人生の重大な局面となる病気治療にもかかわらず、認識した時点ですでに追い詰められていたためです。
 ですが、そこで思い浮かんだのは、口にするのもはばかられるようなものばかりでした。
 ・日常生活をできるだけ想起しない環境であること。
 ・気持ちがあくせくしない環境であること。
 ・海が見えること、空が広いこと。
 「自分らしさ」の選択(治療(本質)ではなく心地(環境)の選択)に異存はないので、わがままながらも許してもらいたいと、有明病院さんに治療をお願いしました……

2021/07/31

セカンドオピニオン


2021.7.31にアップしました。

 連休明けの面談(診察)には妹も同席してもらいますが、異なる所見を引き出せそうな質問項目を持たないため、先生の説明内容は変わりません。今後の治療について、こちらから口を挟めるとすれば、別病院でのセカンドオピニオンを紹介してもらう、程度しかありません。現実から目をそらすような態度に見えたとしても、「ワラをも掴む」思いであがいていました。
 セカンドオピニオンの紹介依頼に対し、東大の先生は嫌な顔を見せることなく、淡々と紹介状の準備をしてくれます。このやり取りについては、実際の経験談の感触として、いたって平穏に話が運んだこと、何の不安・心配もいらなかったことを、お伝えしておきます。

2021/07/24

本人に都合の悪い話

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2021.7.24にアップしました。

 東大病院での検査結果の説明は、家族の同席を求められることもないまま(難しいとの判断らしい)、「本人に都合の悪い話ではありますが……」と、サラッと始まります。
 都合の悪い話を並べられるとついていけませんし、冷静さを保つことが困難な状況に追い込まれていきます。話の中に潜むネガティブな表現を、「それはまだ先の話」と切り分けることは可能でも、さしあたって大きな障害となる「声を失うこと」を受け止めるだけで、思考回路は「緊急停止事態:フリーズ」に陥ります。「つんく♂ 氏のようになる」と考えたことはなかったが、その不便さは容易に想像できるため、いちいちフリーズしてしまいます……

2021/07/17

東大病院はかかりつけ医?

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2021.7.17にアップしました。

 歴史と信頼の賜物でしょうか、東大病院を「近所のかかりつけ医」的に利用するお年寄りが多い印象を受けます(ものすごい混雑にも慣れている様子)。病院が目指すべきひとつの姿とも言えますが、日本の最高学府の頂点に属する病院としての威厳を、もう少し感じたい気もします。
 大学病院に欠かせない、研修システムは確立されているようで、最初の問診は経験の浅い方、次の検体採取には中堅どころの若手指導者と、見学するだけの新人がペアで対応します。完全に教材扱いでも、自然と「お役に立てれば」の姿勢になれるのは、大学病院への期待感なのでしょう。
 検査結果が判明するまでの最後の猶予期間も、自己防衛本能で守られているため、久しぶりの東大散策気分で検査に通います……

2021/07/15

無意識の自己防衛本能

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2021.7.15にアップしました。

 朝目覚めると、喉の調子がよくありません。声が出ないため鏡をのぞくと、喉がポッコリ腫れており、これはまずいと近所の耳鼻咽喉科を探します。これが最初の自覚症状でした(痛みはない)。
 腫れた患部について、「がんのおそれもあるので、うちでは判断できない」と、東大病院の紹介状を渡され終了。耳鼻咽喉科の先生は「がんのおそれ」と表現しますが、自分の中ではこの時点ですでに、ネガティブな要素を無意識に排除する自己防衛本能が働き、情報統制・表現の選択が確立されていたのではないかと。
 「病気だったらどうしよう?」と考えなかったことに、当時の自分も「ずいぶんのんびりしている」と感じたが、この分析の方が正しそうに思えます……

2021/07/11

春待ち気分の頃

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2021.7.11にアップしました。

 がんは、予防可能な生活習慣や環境要因が原因の「生活習慣病」とされますが、年齢とともにリスクが高まるため、定期検診等の検査項目は増えていきます。日本人の死亡原因の第1位で、2人に1人ががんになるとの統計もあり、「がん検診は受ける必要がある」の認識を持っていました。ですが、「いまはまだ…」「それはいつ?」の答えを持たない段階で、病気を告げられ追い詰められた者が、思い巡らせた事柄をまとめようとするものです……

2021/05/24

花に吸い寄せられて

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2021.5.24にアップしました。

 バラが見頃のフラワーガーデンでは、人々が花に吸い寄せられるように見えます。これまでは、手入れの様子を目にするばかりでしたが、これだけキレイに咲いて人々によろこんでもらえたら、手入れのしがいがあるだろうと。
 携帯電話のカメラ時分は「頭切れてない?」でしたが、広角レンズになったスマホ撮影では「花をもっと入れようよ!」等、背景や構図の工夫を楽しむ姿を目にするようになりました……

2021/05/17

天気のいいGWは……

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2021.5.17にアップしました。

 遠出できなくても、天気のいいGWはどこか行きたい!
 家から海辺までは寄り道しながら1時間程度なので、宣言下の葛西臨海公園(都立公園)をチェックすることに。 都の施設は閉鎖されますが、新左近川親水公園カヌー場は江戸川区施設のため営業しています。都と区の対応の違いに首をかしげる面はあるも、様子を見る限りは問題ないように感じます。国、都、区それぞれの判断があるのは当然で、予防対策をした上で楽しめるのであれば、提供するべきかと……

2021/05/10

落ち着ける場所──葛西臨海公園

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2021.5.10にアップしました。

 この日は「非常事態宣言」前日の土曜日で、駐車場の車は多いも園内でそれほどの混雑を感じないのは、公園が広いこともありますが、来園客が距離感を意識しているためではないかと。子どもへの感染が増加していますから、子ども連れに密回避行動が見られるのは当然かと。
 右の場所は公園ツウには人気があるらしく、いつも誰かしら陣取っています。松原の木陰前には海に通じる池があり、奥にある松林の先は海なので風もほどよく吹いてきます……

2021/05/03

色あせる思い出──いなげの浜

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2021.5.3にアップしました。

 ディンギーを目にすると、条件反射のように大瀧詠一「君は天然色」が流れてきます。この春でアルバム『A LONG VACATION』は発売40周年らしいも、楽曲に古さが感じられないので、いまでも手が届きそうな印象もありますが、思い出から鮮やかさが失われることを、理解できるようになってきました。
 当時は誰の車にもカセットテープがあったので、どこへ行く際も聞いていた記憶があります。寺尾聡、久保田早紀、サザンオールスターズ 等々も。昨今は若者の車離れが進むと耳にしますが(移動手段としては重要でも、車好きは古い趣味の印象となった)、ドライブで耳にした音楽の方が思い出に残ることと……

2021/04/26

今年も寂しいGWに──検見川の浜

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2021.4.26にアップしました。

 花見川を挟んで幕張の浜に隣接する検見川の浜は、砂浜を囲うような長い防波堤のおかげで、砂浜が維持されているように見えます(幕張の浜は侵食が激しい)。ここは海水浴ではなく、レクリエーション(ウィンドサーフィン、パラセーリング)向けの海浜公園。
 右は、以前も撮ったモニュメント(?)に飾られる鯉のぼりですが、今年のこどもの日もイベント自粛で、鯉のぼりだけが寂しく泳ぐことになりそうです。天気がよければアウトドアは、一年でいちばん気持ちのいい季節なのですが……

2021/04/18

春の小川──海老川

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2021.4.19にアップしました。

 「桜、終わっちゃったねぇ」「でも、先週は密だったから」夫婦の会話はわかりませんが、いまどき小さな子ども連れの外出は、人ごみを避けたいことと。花の盛りは終わりましたが、家族でゆっくり過ごせているように見えました。
 以前歩いた際に、住宅地から田園地帯へと誘う小川沿いの遊歩道がいい雰囲気なので、花の季節に足を運びますが機を逸しました。見頃は都市部より少し遅めと見込んでいましたが、満開は自宅周辺と同時期だったようです。というより、それほど距離は離れてないが、房総半島方面から流れ込む暖気の影響で、付近の方が開花は早いかもしれません。認識不足でした……

2021/04/12

春なの〜に♪ ──大島小松川公園

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2021.4.12にアップしました。

 右は、手前の女性たちと奥の男性が川辺の遊歩道で偶然出会い、女性が「○○くん…」と立ちすくむ姿? を狙いトリミングしたものです。高校卒業後の再会、春休みで地元に帰った大学生(今年はないか…)の再会、いずれにしても桜が満開の下で会えたら、特別な縁を感じてしまいそうです。
 桜の花に、門出や出会いのイメージを連想する季節感は、明治期以降の生活から根付いたようで、比較的新しい日本文化と言えそうです(江戸時代の年度区切りは暦と同じでした)。普段なら、この季節の日本人は浮き足立つものですが、今年も浮かれることなく「春なの〜に♪」となりました。次の春こそ、酔っ払いたちの「乱舞」(死なない程度にね)を、呆れ顔で眺められることを……

2021/04/05

2度目の春

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2021.4.5にアップしました。

 咋春も紹介したしだれ桜の期待感から、「花咲かじいさんのお手並みは?」と楽しみにしていましたが、勢いが感じられないのは樹の年齢ではないかと。イメージする姿は、三春滝桜(推定樹齢は1000年以上:福島県)や、六義園(推定樹齢70年)ですから、期待しすぎかも(1989年開園でまだ若いせい?)。
 陽気がよかったためか、昨年に比べるとそこそこ人出があり、明るい表情が見られることに、わずかながら希望を感じたりします。行動範囲が限られるコロナ世の花見も、2度目の春として記憶に刻まれますから、しっかりと体感しておくべきなのだろうと……

2021/03/29

花曇りの彼岸──法華経寺

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2021.3.29にアップしました。

 日差しは弱くても暖かさのある花曇りの彼岸ですが、思ったより人出が少ないのは、お年寄りとの外出を控える方が多いためかと。普段の彼岸は、桜には少し早い時季ですが、今年の開花はかなり早いため、ちらほらと咲き始める様子が楽しめます。
 家族連れを多く見かけるのは、外出を自粛するため「家族で墓参りに行こう」との動機かもしれません(彼岸の墓参りは大切な要件です)。これを機に家族単位で行動する機会が増えればと、前向きに受け止めるべきかもしれません……

2021/03/22

人が生んだ干潟──江戸川放水路

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2021.3.22にアップしました。

 普段は流れのない江戸川河口域(可動堰下流)は、干潟の入江のような環境がハゼの棲息に適しているため、ハゼ釣りのスポットとして知られます。
 ガキ時分のハゼ釣りの記憶(金沢八景:横浜)では、「バカでも釣れる」とされたように、糸を垂らせばすぐ釣れる印象がありましたが、もうあんな楽しさは味わえないことでしょう。潮干狩り(幕張)とともに、東京湾の恵みを体感したことは忘れられない経験で、子ども心に強烈な印象として刻まれますから、「江戸川のハゼ釣り」が思い出となるよう、残してあげたいと……

2021/03/15

歴史を受け継ぐ──妙典

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2021.3.15にアップしました。

 地下鉄東西線 妙典駅周辺は以前行徳町とされ、本塩、塩焼 等の地名が残る塩業の中心地で、江戸時代に「行徳千軒寺百軒」とされた様子は、寺社が健在の地域に残る寺町通りの名称にうかがえます。
 妙典(法華経の別の略称)の地名は、中山(競馬場付近)にある法華経寺の系譜を持つ、日蓮宗に守られた経緯によりますが、往来が多い成田街道(新勝寺は真言宗)や、塩田労働者が多い地域のためか、多様な宗派の人々を受け入れる、包容力を持ち合わせていました。
 周辺の発展は徳川家とのつながりによるもので、家康が鷹狩りの際に通った道(権現道)を大切にする姿勢が受け継がれ、繁栄期の遺産が残されるようです……

2021/03/08

海辺の残像──行徳_2

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2021.3.8にアップしました。

 行徳駅から海へ向かうまっすぐで少し下る道には、茅ヶ崎のような海辺の町の空気を感じます。一帯は水田やレンコン畑(湿地)を埋め立て区画整理したので、港などの構造物は無いはずですが、行徳に2箇所、南行徳に1箇所キレイな弧を描く道路があるのは、区画整理でしゃれっ気を演出したかったのではないかと。
 田んぼの中にまっすぐ伸びていたのは鴨場に向かう道で、そんな光景に遭遇したら「この先には何が?」と、きっと足を運んだことと。誰もいないと思う場所でも、釣り人はいたりしますが、さすがに遠浅の湿地にはいなかったのでは……

2021/03/01

江戸神輿を支える──行徳

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2021.3.1にアップしました。

 家康は「塩は軍用第一の品、領内一番の宝である」と、塩田の広がる行徳一帯を幕府天領とし、塩を運ぶ水路(小名木川、新川)や成田街道が整備され、人や物資が行き交う街道筋はにぎわいました。その繁栄ぶりは「行徳千軒寺百軒」(1000戸の集落に寺社が100ある)とされ、寺社建立に腕を振るった宮大工による行徳神輿は、浅草・神田・深川 等の祭りで使われるようになります。
 神輿屋御三家とされた旧浅子神輿店では、日本一とされる門前仲町の富岡八幡宮一の宮神輿が作られました。