2012/07/30

経済の中心地、再生の季節──東京駅周辺

【東京都】──「山手線を歩く! 28」
2012.7.30 にアップしました。

 ここは「エドジョー」天守跡Topにあるベンチで、海外からの観光客が占領する様子には「城はないのか?」と落胆の表情がうかがえます。
 外国人労働者の多い六本木とは違い、グループ単位(団体ではなく家族・友人の集団)の小波が途切れなく押し寄せるような、明治神宮に似た観光スポットで、洋の東西を問わず、外国人の密度が高い印象を受けました。
 日曜の訪問場所が限定されるのならば、そこに新らしい提案ができればビジネスチャンスが見つかるかも知れません……

2012/07/23

締め付けに負けぬたくましき下町──神田〜東京

【東京都】──「山手線を歩く! 27」
2012.7.23 にアップしました。

 人形町周辺は江戸末期「天保の改革」の綱紀粛正で、風俗取締りが強まり活気を失いますが、明治に入り芸妓の置屋・お茶屋が多数集まり付近の芳町は、柳町、新橋と並ぶ花街とされます。
 現在、メインストリートからいく筋先までも点在する飲食店の商売には、相当数の人出が見込まれています。
 想起したのは場所も近い門前仲町や森下の満足感で、きっとこの地も都心と違いうまいモノを安く提供し、価値ある満足感から「気軽さ」を演出しているのでしょう……

2012/07/16

Hill Topを目指す精神──秋葉原〜神田

【東京都】──「山手線を歩く! 26」
2012.7.16 にアップしました。

 教会には町のシンボルとなるべく、眺めのいい場所を目指す性格がありますが、一方の寺社では、修験道や密教など修行の場を求めるものは山の頂を目指すものの、山を背負い威厳を高めるなどさまざまで、土地柄により必ずしもHill Topを目指すものではありません。
 必ず天を見上げる信仰同様に、高みを望みながらも見上げることにこだわらない精神にも、普遍的な「祈る気持ち」が込められるなら、こだわらない「和式」の方がなじむ気がします……

2012/07/09

疑似空間の体感スポット──御徒町〜秋葉原

【東京都】──「山手線を歩く! 25」
2012.7.9 にアップしました。

 以前からコスプレ姿のビラ配りはいましたが、今どきは「コスチュームを見せたい(?)」若い娘たちが街頭にあふれており、ツクモ電機の店舗が並ぶ付近では道の両側から声を掛けてきます。「ヒマなんでしょう〜」の声も、場所を置きかえると見慣れた光景に見えてきます。
 オタク界のキザ男的な野郎が、メイドさんと話し込んでいます(道端での会話はOKのようです)。
 「オタク天国」に見えた光景も、実は「非オタク」同様で結構厳い社会に見えました……

2012/07/02

「縁」を取り持つ寺社の存在──上野〜御徒町

【東京都】──「山手線を歩く! 24」
2012.7.2 にアップしました。

 女性の前にある大きな輪は、大祓(おおはらい)神事の茅の輪(ちのわ:かやで作られた輪)です。
 6月(夏越の大祓)と12月(師走の大祓)の晦日(末日)に行われる神事で、意識なしに犯した罪穢災厄(つみけがれわざわい)を除くための行事。
 見知らぬ人たちと神社で一緒に茅の輪をくぐることには、時節を共有するような一体感があり、一期一会と思われる「時間」「空間」の共有感は、「縁」という解釈がふさわしいと感じます……