2012/09/23

Port of TOKYO──豊洲、晴海

【東京都】──「ベイエリアウォーク ③」
2012.9.23 にアップしました。

 晴海客船ターミナルは1991年にオープンしますが、93年開通予定のレインボーブリッジによる高さ制限のため、クイーンエリザベスなど巨大客船が寄港できないことを念頭に建設された、お飾り的な客船ターミナルになります。
 ですがメインラウンジからの「前面に東京港が広がり、その上にレインボーブリッジが架かる絵」は、こんな景色が見られる施設を作りたかった意図が明確に伝わり、施設の英語表記「Port of TOKYO」をスーッと納得させる光景として存在します。
 夜景はキレイだろうと調べれば、横浜に負けず「夜景に酔っちゃった…」という光景のようです……(写真は豊洲)
 

2012/09/17

空がひろっ──葛西臨海公園

【東京都】──「ベイエリアウォーク ②」
2012.9.17 にアップしました。

 細かいミストが立ちこめる中にうごめく陰が見えます。中心部に座り込み、両手を頭上で組み瞑想か修行をしているように見え、「レインボーマン」でもいるのか? と目を凝らします。
 少年がひとりで遊ぶ姿は、はしゃぐものではなく「儀式」を行うようなゆったりとした動作で、ミストの中を動き回ります。
 思い起こせばガキ時分に、勝手な思い込みの結界を周囲に想定し、その内側(自分の領域)で何かやっていた記憶がよみがえります。
 あれが「自我の目覚め」だったのか? と、彼を見て思ったりします……

2012/09/10

京都の香りを求めて──江戸東京博物館

【東京都】
2012.9.10 にアップしました。

 この日は江戸東京博物館「二条城展」の見学です。
 京都二条城では、鴬張りの廊下(キュッキュッと鶯の鳴き声のように鳴る)は歩けても、室内には入れません。
 しかし近くで目にできても横並びの展示では、今度は部屋の雰囲気が感じられません。
 主催者側も「そんな要望があろうかと!」VR(バーチャルリアリティ)の映像を見せてくれます。
 その映像では、周囲に展示される襖に囲まれた本来の空間配置(天井も含めて)が見て取れるので、立体的なイメージが膨らみます。
 現物+バーチャルリアリティの展示は、双方に対する想像力を喚起する面でとても素晴らしい相乗効果と感心させられます……

2012/09/03

Bay Area Walk ! ──東京ゲートブリッジ

【東京都】──「ベイエリアウォーク ①」
2012.9.3 にアップしました。

 前回のラストで海と再会した際、次は気になっていたゲートブリッジを歩こうと決めました。それを機に少しベイエリアを歩こうと思います。
 現在暮らす田町もベイエリアと感じるのは、風の穏やかな猛暑日でも駅前2階テラスの喫煙所で、海側からそよそよと流れる風を意識する瞬間です(汗は引かないが心地いい)。
 それは海からの湿気が含まれた風で、かなり想像力は必要ですが、海岸の木陰で感じる印象に近いので、都会でも「海辺の空気の流れ」を実感できます。
 その心地よさに、すっかりベイエリアの住人気分だったりします……