2019/08/26

ふるさとへの思い──神楽坂、早稲田

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2019.8.26にアップしました。

 新宿区に生まれた夏目漱石は、家の没落から数奇な運命・様々な経験を経た後、晩年に漱石山房の地に戻りますが、そこは弟子や知人が集うサロンと化します。創作活動のため面会日を定め「木曜会」と称したように多くの人に慕われたのは、教職で培った面倒見の良さによるらしい。
 当地に置かれる猫塚のレプリカには、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」の猫は含まれないと思うが(小説の執筆は根津神社近くの「猫の家」とされる地)、小説の顛末が思い出せません……(右は、わが家をイメージしたような漱石山房記念館)

2019/08/19

様々な祈りの地──九段下、飯田橋

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2019.8.19にアップしました。

 靖国神社には右の大鳥居からの参拝が正しい様が見て取れます。
 軍人、軍属 等を主な祭神として祀る神社で、中央の大村益次郎の像から起源が明治期であることが分かります。彼は日本陸軍創始者との評価からこの神社に祀られますが、初代の陸軍元帥である西郷隆盛は西南戦争の反乱により、それまでの功績や名誉は消し去られたようです。
 戊辰戦争における新政府軍側の戦没者を合祀し、幕末の志士 吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作 等々も維新殉難者として合祀したのは官軍側の論理で、評価というものは立場によって変わります。異を唱えるつもりはないが(慰霊する気持ちはある)、近代日本史については、各自が評価できる程度に学ぶ必要があるように……

2019/08/12

夏の風情を伝える──神楽坂

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2019.8.12にアップしました。

 神楽坂まつりは、前半2日間 ほおずき市、後半2日間 阿波おどり大会が行われ、最終日には近隣店舗の軒先にほおずきが飾られています。鉢の下で揺れる風鈴の音色が、周辺の夏の風情に感じられます。季節感を大切にする町の姿勢は訪問者に好印象を与えますから、「来年はほおずきを見に来ようか」につながるのではないか。
 お盆では、ほおずきを死者の霊を導く提灯に見立てたそうで(漢字は鬼灯)、ガキ時分に供養のためと教えられたためか、母や祖母が実を揉みほぐし口に含んで鳴らしていた姿が、いまも記憶に残ります(わたしはすぐに破れてしまった)……

2019/08/05

未来を育てる──北の丸公園

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2019.8.5にアップしました。

 観覧自由に誘われ入った武道館(何十年ぶり?)では、全日本少年少女武道錬成大会が行われています。コンサートに足を運ぶばかりで、目的とされる「心身錬磨の大道場」の活気・熱気を初めて体感しました。武道には合気道・弓道・空手道・柔道・銃剣道・少林寺拳法・なぎなたが含まれます。右は、掛かり稽古(掛かり手が一方的に攻め、元立ちの師匠はあまり隙を作らない)を採点する様子。
 1964年東京オリンピック柔道競技会場として建設されて以来、様々なイベントに利用されますが、武道に限らず様々な聖地として記憶されることから、若人の育成という面では目的は達成されているように……