2013/10/28

温泉とガスタンク──都庁前〜西新宿五丁目

【東京都】──「大江戸線を歩く_19」
2013.10.28にアップしました。

 現在パークハイアットホテルの地には以前、ガスタンクが並びました。当初は円筒形で貯蔵量により天板が上下するものでしたが、1975年頃球形のものに建て替えられます。球形の印象が残るわたしの記憶は古いものではないようです。
 ガスタンクが作られる前は「梅屋敷銀世界」が存在したと目にし、何と魅惑的な響き! と。
 江戸時代、都庁を含めた一帯には館林藩・秋元家の梅林があり、そこに「銀世界」という梅屋敷があったとのこと。
 銀世界とは、梅の花を「白銀の花が咲く如く」という、見事な表現によります……

2013/10/21

地震への覚悟──御前崎、浜名湖周辺

【静岡県】──「東海道をゆく_4」
2013.10.21にアップしました。

 右は焼津市街にある津波避難施設ですが、付近にある学校などの避難場所に比べ、キャパの少ない施設です(現在準備中)。
 関係者の話しでは「避難場所は学校等の高いコンクリート製の建物で、ここは逃げ遅れた人の緊急避難施設」とのこと。想定の津波高は2階以下の高さらしい。
 市で確保した指定津波避難ビル、民間津波避難協力ビルでは足りないとはいえ、市街地での避難所設置は敷地確保から始まるため、おいそれと建設できないことも確かです。
 ここはモデル施設かも知れませんが、住民に避難意識を根付かせるためにも増やすべき施設と感じます……

2013/10/14

谷間で汽笛を聞きながら──大井川鉄道

【静岡県】──「東海道をゆく_3」
2013.10.14にアップしました。

 大井川鉄道のSLはサービス満点で、機関車は見えなくても「遠くで汽笛を聞きながら♪」の煙と汽笛が徐々に近づいてくる高揚感には、しびれるものがあります。
 運転手(機関手が正しいか?)も見せ場と心得ていて、橋の上では汽笛も煙も大サービスでアピールしてくれます。
 「久しぶりなの〜」と涙ぐむおばあさんの蒸気機関車に対する郷愁には、時代背景を含め複雑な思いがあることでしょう。
 「キターッ!」の瞬間からあっという間ですが、迫力ある走りには「カッケー!」とほれぼれしますし、郷愁感を持たない若者に人気があることもよく分かります……(右は塩郷の吊橋)

2013/10/07

記憶をつないだ──登呂遺跡・三保・丸子

【静岡県】──「東海道をゆく_2」
2013.10.7にアップしました。

 登呂遺跡に小学校の社会見学で来た記憶には「隣県でも遠かった」「何でここまで来たのか?」の印象がありました。
 当時までに発見された遺跡は数多くあっても、建物を復元する遺跡の先がけだったのか? 単に行き先選定会議で、社会の先生案が通ってしまったのか?
 現地での記憶はほとんど無いものの、ガキ時分に登呂の火起こし像を目にしたらしばらく盛り上がっただろうとも。火起こし体験とかしたのだろうか……

2013/10/03

富士山麓水の恩恵──三島・富士

【静岡県】──「東海道をゆく_1」
2013.10.3にアップしました。

 静岡県は、接する神奈川県育ちのせいか「いつでも行ける」意識から、富士・伊豆以外は後回しとなりました。
 品川〜三島はひかりで30分程度の近場感が逆に、近くて遠い場所としたのかも知れません。
 三島で最初に染み込んできたのは「豊かな水」の印象で、富士山から流れ出た「三島溶岩」は先端の地に、堅固な地盤と伏流水の恵みをもたらしました。
 豊かな湧水が人々を呼び寄せたようです……