2013/04/29

「路地の魔法」に覚える郷愁──門前仲町

【東京都】──「大江戸線を歩く_1」
2013.4.29 にアップしました。

 今回から都営地下鉄「大江戸線」沿線を歩きます。
 門前仲町の路地に足を踏み入れた途端、緊張が解き放たれ、またたく間に風景にとけ込むような感覚があります。
 住宅の建て替えはあるも、以前と変わらず間口の狭い土地で窮屈そうに並ぶ家並みに安どするようです。
 人の尺度の基本は「身の丈」ですから、家・敷地・道路のサイズが、両腕を広げた単位で採寸できそうな場所には親近感が持てる、という説明で伝わるだろうか?

2013/04/22

国境は越えて知るもの──羽田国際線ターミナル

【東京都】──「ベイエリアウォーク 27」
2013.4.22 にアップしました。

 約20年ぶりの国際線ターミナル訪問で、年齢とともに海外や国際空港に対する意識も変わったことに気づかされます。
 20〜30代には「出・入国審査をパスすれば自由!」の勢いがあり、実態は見えなくも「国境は越えていく存在」でした。
 それが国外に出なくなった途端「入管、変なの入れるなよ!」と、関所の役割を期待する守りの姿勢になっています。
 でも海外経験があれば、訪問先での厚意に対する感謝を忘れず、いつかお返しをと考えるでしょう(迷惑をかけた記憶ばかり……)。
 そんな草の根外交から芽ばえる「お互いさま」交流に、国際平和を期待するビジョンは失うべきではありません。
 これまで以上に、海外とのかかわりを強いられる現代の若い世代には、国境を越えた先に「何を描けるか?」が求められるのかも知れません……

2013/04/15

都市生活を下支えする──昭和島、京浜島

【東京都】──「ベイエリアウォーク 26」
2013.4.15 にアップしました。

 現在東京モノレールで運行の快速列車は昭和島駅を通過しますが、以前隣接の車両基地で目にした軌道分岐には、見慣れない遊園地の乗り物のような新鮮さがありました。
 一般鉄道のポイントに赤信号で進入すると、進路をふさいだ線路に「乗り上げ」ますが、ここでは「落ちる底」が迫るだけに、ストッパーの有無にかかわらず事故率は低そうに思えます。
 ヘビのような切り替え動作から、竹製のへびおもちゃの動きを想起しますが、これって通じるだろうか……

2013/04/08

進入灯を目にした安堵感と緊張感──城南島

【東京都】──「ベイエリアウォーク 25」
2013.4.8 にアップしました。

 飛行機内で目的地空港の進入灯を目にすると「着いた〜」の安堵感はありますが、その先に最も緊張する瞬間が待っています。趣旨は分かるも機内アナウンスの「最終着陸態勢:final approach」の響きから、「最期」を想起する人は多いのではあるまいか?
 いくら空の旅に慣れても、1982年「日航羽田沖墜落事故:逆噴射の衝撃」の数日後に搭乗し、客室の不安が破裂しそうなほど膨張する中(全員が落ちたら…と考えていた)、無事の着陸で機内から拍手がわき起こったことを、忘れることはありません……

2013/04/01

運河のビーチでリフレッシュ──平和島、大森

【東京都】──「ベイエリアウォーク 24」
2013.4.1 にアップしました。

 2007年開園当時「大森ふるさとの浜辺公園」には、「どうなのよ?」の印象がありましたが、歩いてみると「掃きだめに鶴」のように「運河に憩いのビーチ」と言えそうです。
 お台場海浜公園の白砂のまぶしさは無いも、近所に裸足で走り回れる砂浜があれば、遊泳禁止でもテンションは上がるようです。
 周囲の景色を隠すフィルターを持てれば、広い空の下にある砂浜なので引き寄せられる気持ちは分かります。

 現在大森産の海苔はありませんが、「海苔を買いましょう〜」を勘違いされたのでは、地元がカチンと来るのも当然です……
 女優が宣伝する大森屋海苔店は大阪の会社で、この地とは無関係。