2011/10/31

駅は寺の境内にあり──妙蓮寺

【神奈川県】
2011.10.31 にアップしました。

 東横線で横浜方面へ向かう際、各停に乗っても菊名駅で特急・急行に乗り換えるので、菊名〜横浜間にある妙蓮寺、白楽、東白楽、反町駅はどうしても軽視しがちになります。
 確かに立ち寄る用事もないので、機会を作らないと降り立てない「駅たち」(ちょっと同情)といえます……

2011/10/24

住民の勝利!──黄金町バザール2011

【神奈川県】
2011.10.24 にアップしました。

「お嬢さん、ここは若い娘が一人で歩くような場所じゃないぜ」
 右写真の光景は以前の様子と変わらないように見えますが、彼女がのぞく場所にはポツンと小さな展示会場があります。
 今や、若い女性が何の警戒感もなく足を踏み入れる環境となったことに驚き、思わず係の人に「やりましたねー!」と声を掛けてしまいます。
 「ここ3年くらいでようやくキレイになってきました」とのことですが、これはスゴイ事です!

2011/10/17

生み出す力を探る──ヨコハマトリエンナーレ2011

【神奈川県】
2011.10.17 にアップしました。

 「ゲージツは爆発!」だったり「創造は破壊から生まれる」かも知れませんが、すでに「壊された国」で表現するにあたり、破壊という行為は不要と受け止められたのでしょう、そこには応援のメッセージが込められているようにも感じられます。
 被災国で展示される作品が、いかにこの国の見学者に訴えかけられるかを考えた結果、「周囲にあるものから生み出せるモノや、力を探る」という意図が込められたのではないかと……

2011/10/10

「過疎地を遊んじゃう!」島おこし──佐久島

【愛知県】
2011.10.10 にアップしました。

 過疎化により残された空き家を展示物としますが、空き家に人を呼び戻そうという趣旨はなく、空き家で遊んじゃおう! という提案に受け止められます。「過疎化で人がいないんだから仕方ないじゃん!」と開き直る姿勢が目新しく、「また遊びに来ちゃおうかな〜」と楽しげな気持ちにさせられる不思議な空間です……

2011/10/03

「その火を飛び越して来い」──神島

【愛知県】【三重県】
2011.10.3 にアップしました。

 嵐で休漁となる日の待ち合わせ場所とした監的哨に先にやってきた青年が、暖を取るためにたき火を起こすも居眠りしてしまいます。
 彼が寝ている間にやってきた娘が、服を乾かそうと裸でいる時に青年が目を覚まします。
 裸で抱き合う二人ですが「嫁入り前の娘がそんなことしたらいかんのや…… 私、あんたの嫁さんになることに決めたもの」(三島由紀夫『潮騒』)のくだりは、当時の日本人の倫理意識として、とても共感できるものだったことでしょう……