2013/07/29

地域の夏祭りは何でもあり?──春日

【東京都】──「大江戸線を歩く_10」
2013.7.29にアップしました。

 中島みゆきの「女の情念」が込められたようなアンダーな曲に合わせ、奇妙な踊りを披露する集団がいます。
 曲につれ、観客にお面を次々と渡し増殖していくパフォーマンスらしく、しばらくすると6人に増えていました。
 お面の表情は同じでも各人の振りの様から、「楽しさ」「困惑」「やけくそ」の心理が見えてくるもので、おふざけからも「能の精神」の一端が感じられた気がします……

2013/07/22

このままなら自分も……──本郷三丁目〜春日

【東京都】──「大江戸線を歩く_9」
2013.7.22にアップしました。

 無縁坂(以前あった無縁寺に由来)が身近な時代で注目されたのは、グレープの楽曲(1975年)発表時と思われますが、関心が無い者には縁のない場所でした。
 坂の上にある、東大医学部の正門とされた「鉄門」は現在、東大病院の通院門とのおもむきがあります。
 無縁坂の上に医学部の門を構えた意図には、医学は技術だけではない、との戒めが込められるようにも受け止められます……

2013/07/15

暦は文化と実感する──上野御徒町〜本郷三丁目

【東京都】──「大江戸線を歩く_8」
2013.7.15 にアップしました。

 今年も湯島天神で「夏越の祓(なごしのはらえ)」に遭遇します。
 東京にも季節感を重んじる習慣は残りますが、伝統より「豊かさ」を選択したり、流入者が多いためか、関心が低いことは確かです。
 実生活の目安となる「夏至」「冬至」に近いことを意識していれば、祝日である「春分」「秋分」と合わせて、暦による「四季の行事」が整います。
 そんな行事を「子どものころからやってる」と聞くと、うらやましく感じたりする年ごろのようです……(右は東京大学)

2013/07/08

B級の玉手箱──新御徒町〜上野御徒町

【東京都】──「大江戸線を歩く_7」
2013.7.8 にアップしました。

 JR御徒町駅前で「ナポリタンとミートソースがあればいい!」の看板に「食べてみようじゃないの」と引っかかりました(結構人気がありそう)。
 お約束の銀の皿に山盛りで、昭和風の太くモチモチした麺(パスタではなくスパゲッティ)に、食欲旺盛な若い時分の感覚を思い出すらしくチュルチュルと完食。
 ずっと同じ味のナポリタン山盛りも、味に不満はないようなので、次回は「昭和のミートソース」を……

2013/07/01

くまなく歩きたい!──蔵前〜新御徒町

【東京都】──「大江戸線を歩く_6」
2013.7.1 にアップしました。

 何だか道半ばで「ルートはどうでもいいや!」とスイッチが切り替わり、交差点のたびに「どっちが楽しそう?」と、気の向くままに歩き始めています。
 そんな時は大体失敗して「この道を戻るのか……」と嘆くのですが、それも楽しめちゃうのは、軒先を「失敬!」と「抜けられる」下町の気安さのおかげです。
 失敗も「バカだなぁ」と笑える町なので、ヘトヘトになるまで歩いても心地いいようです……