2013/08/05

危機対応力が試される夏──春日〜飯田橋

【東京都】──「大江戸線を歩く_11」
2013.8.5にアップしました。

 この日多く見かけた浴衣姿は、おそらく隅田川花火大会を目指したと思われますが、開始30分で豪雨のため中止となりました。
 近ごろ急な雷雨が多いとはいえ「花火!」と盛り上がる際に、雨の心配をした人はどれだけいたでしょう。
 都市部なら雨宿りや傘もすぐ手に入るとの考えも、百万人近くの見物客が一斉に実現できるわけもありません。
 その対応「傘を持参」「判断ミスでずぶ濡れになった」で、カップルの将来が大きく左右されたかも?
 この夏のデートでは、突然の雷雨などへの危機対応力が試されそうです……

2013/07/29

地域の夏祭りは何でもあり?──春日

【東京都】──「大江戸線を歩く_10」
2013.7.29にアップしました。

 中島みゆきの「女の情念」が込められたようなアンダーな曲に合わせ、奇妙な踊りを披露する集団がいます。
 曲につれ、観客にお面を次々と渡し増殖していくパフォーマンスらしく、しばらくすると6人に増えていました。
 お面の表情は同じでも各人の振りの様から、「楽しさ」「困惑」「やけくそ」の心理が見えてくるもので、おふざけからも「能の精神」の一端が感じられた気がします……

2013/07/22

このままなら自分も……──本郷三丁目〜春日

【東京都】──「大江戸線を歩く_9」
2013.7.22にアップしました。

 無縁坂(以前あった無縁寺に由来)が身近な時代で注目されたのは、グレープの楽曲(1975年)発表時と思われますが、関心が無い者には縁のない場所でした。
 坂の上にある、東大医学部の正門とされた「鉄門」は現在、東大病院の通院門とのおもむきがあります。
 無縁坂の上に医学部の門を構えた意図には、医学は技術だけではない、との戒めが込められるようにも受け止められます……

2013/07/15

暦は文化と実感する──上野御徒町〜本郷三丁目

【東京都】──「大江戸線を歩く_8」
2013.7.15 にアップしました。

 今年も湯島天神で「夏越の祓(なごしのはらえ)」に遭遇します。
 東京にも季節感を重んじる習慣は残りますが、伝統より「豊かさ」を選択したり、流入者が多いためか、関心が低いことは確かです。
 実生活の目安となる「夏至」「冬至」に近いことを意識していれば、祝日である「春分」「秋分」と合わせて、暦による「四季の行事」が整います。
 そんな行事を「子どものころからやってる」と聞くと、うらやましく感じたりする年ごろのようです……(右は東京大学)

2013/07/08

B級の玉手箱──新御徒町〜上野御徒町

【東京都】──「大江戸線を歩く_7」
2013.7.8 にアップしました。

 JR御徒町駅前で「ナポリタンとミートソースがあればいい!」の看板に「食べてみようじゃないの」と引っかかりました(結構人気がありそう)。
 お約束の銀の皿に山盛りで、昭和風の太くモチモチした麺(パスタではなくスパゲッティ)に、食欲旺盛な若い時分の感覚を思い出すらしくチュルチュルと完食。
 ずっと同じ味のナポリタン山盛りも、味に不満はないようなので、次回は「昭和のミートソース」を……

2013/07/01

くまなく歩きたい!──蔵前〜新御徒町

【東京都】──「大江戸線を歩く_6」
2013.7.1 にアップしました。

 何だか道半ばで「ルートはどうでもいいや!」とスイッチが切り替わり、交差点のたびに「どっちが楽しそう?」と、気の向くままに歩き始めています。
 そんな時は大体失敗して「この道を戻るのか……」と嘆くのですが、それも楽しめちゃうのは、軒先を「失敬!」と「抜けられる」下町の気安さのおかげです。
 失敗も「バカだなぁ」と笑える町なので、ヘトヘトになるまで歩いても心地いいようです……

2013/06/24

意匠(デザイン)を競う──両国〜蔵前

【東京都】──「大江戸線を歩く_5」
2013.6.24 にアップしました。

 付近には歴史や意匠(の表現が似合う)に関心引かれる建造物が多く、四つ角で見回すと「アレは?」と気になる建物がひとつふたつ目に入るため、横道にそれるばかりでなかなか前に進めません。
 2時間程度の行程を3時間半くらい楽しめました。
 それを「粋を競う町」とするならば、素晴らしい伝統が継承される町と言えそうです……

2013/06/17

「最後の家族旅行」は何度でも──箱根

【神奈川県】──箱根
2013.6.17にアップしました。

 今回初めてプリウスを借りました。借りる際、店先でのレクチャーが必要なほど、目新しいマシンになっています。
 キーは鍵型ではなく、エンジン始動もコンピュータのようなボタンなので、「フリーズしたら」どうするの? とも。
 車内は思ったほど静かではないも路地で遊ぶ子どもにソロソロ近づくと、目前の車に「ギョッ」と驚く表情には、なるほどにんまりできます。
 4人乗車で2日間走ってガソリン代1,000円程度ですから、やはりエコなようです……

2013/06/10

永遠に不滅の下町文化──森下〜両国

【東京都】──「大江戸線を歩く_4」
2013.6.10 にアップしました。

 森下駅近くの裏通りにある製氷店では、夏場だけかき氷を出してくれます。
 全品100円の手頃感や、時間をかけて凍らせた透明で堅い「純氷」(焼酎の名前?)の使用が人気のようです。
 これぞ「下町」の光景で、遊んでいる子どもや、家族で外出の際「寄らない?」の誘いに、全員が「行く行く!」と即決しそうな気安さが感じられます。
 店先の縁台で口にすれば、全身がシャキッとして「もう一汗」いけそうです……

2013/06/03

情緒を創出する「庶民力」──森下

【東京都】──「大江戸線を歩く_3」
2013.6.3 にアップしました。

 「江東水上バス」は2002年に廃止されますが、待合所は以前と変わらず憩いの場としての情緒が保たれています。
 遊歩道に面し近所の方々も利用するためかとてもきれいで、対岸からは「もうすぐ船が来そう?」な、にぎわいに見えたりします。
 ここは亀戸〜お台場航路の停船港で、ルート設定に疑問も感じますが、前回歩いた扇橋閘門(こうもん)を通ったことを知り、乗ってみたかったなぁ、と……

2013/05/27

水都江戸をたどる──小名木川、仙台堀川

【東京都】──大江戸線から、ちょいと寄り道
2013.5.27 にアップしました。


 江戸に移った徳川家康は、江戸城を中心としたインフラ整備に着手し、現在千葉県の塩田から塩を運ぶため、浅瀬が広がる沿岸に小名木川の水路を開き、後の水都となる礎を築きます。
 しかし、高度成長期の地盤沈下による度重なる水害のため、閉鎖・埋立てられることに。
 再開されたのは、荒川ロックゲートや、隅田川〜荒川の高低差(最大3m)を調整する扇橋閘門など、ゼロメートル地帯を守るための「壁」がすき間無く整備された2005年になります。
 周辺と変わらない活気に見えますが、この先も「水害危機」との隣り合わせを強いられる地域です……

2013/05/20

過去に学ぶべき震災復興の意識──下谷

【東京都】──「大江戸線を歩く」スピンオフ企画
「最後の同潤会アパート」
2013.5.20 にアップしました。

 関東大震災復興の際は、震災4年後に日本最初の地下鉄が開通し、小学校再建に+1年、アパート建設には+2年を要しました。
 時代や環境は違えど、復興の優先順位は変わらないでしょうから、過去の経験から学ぶ姿勢があれば、今回の復興も時間を要する認識と、その間必要となる避難民のケアを予測できたのではないか、という気がしてなりません。

 右は震災復興住宅「同潤会アパート」の中で、最後まで残された建物ですが、戦禍を乗り越え80年以上利用された姿は、当時託された「希望の大きさ」をしっかと後世に伝えたように見えます……

2013/05/13

戦禍をくぐり抜けた建物たち──清澄白河

【東京都】──「大江戸線を歩く_2」
2013.5.13 にアップしました。

 付近には、昭和初期に建設された鉄筋コンクリートの建物が複数現存しています。
 空襲で火の海になった地域で焼け残ったのはコンクリート製のおかげと思いがちですが、地域の人は「ここを守りたい」の意識から、バケツリレーで延焼を防いだそうです。
 手のかかる配管補修は、露出配管(室内・外に下水管が通る邪魔な構造:現在の部屋も同じ)のおかげで繰り返し行えたことが、建造物長持ちのポイントとのこと。
 ということは、現在暮らす建物もまだまだ使えるということかも知れません……(右写真は清澄庭園)

2013/05/06

連休の湘南・横浜シーサイド

【神奈川県】──片瀬海岸、平塚、横浜(2013.5.3〜5)
2013.5.6にアップしました。

 連休で実家(相模原)に戻る際に立ち寄るのは、毎度の鎌倉・江の島周辺ですが、寝坊して鎌倉に寄れないことも近ごろは常習化しつつあります。
 このところゴールデンウィークで天気がいいのは前半だけで、後半は残念の年が続いた印象があるも、東京周辺に限れば全般的に恵まれましたから、遊ぶ側も受け入れ側も、満足できたのではないでしょうか……

2013/04/29

「路地の魔法」に覚える郷愁──門前仲町

【東京都】──「大江戸線を歩く_1」
2013.4.29 にアップしました。

 今回から都営地下鉄「大江戸線」沿線を歩きます。
 門前仲町の路地に足を踏み入れた途端、緊張が解き放たれ、またたく間に風景にとけ込むような感覚があります。
 住宅の建て替えはあるも、以前と変わらず間口の狭い土地で窮屈そうに並ぶ家並みに安どするようです。
 人の尺度の基本は「身の丈」ですから、家・敷地・道路のサイズが、両腕を広げた単位で採寸できそうな場所には親近感が持てる、という説明で伝わるだろうか?

2013/04/22

国境は越えて知るもの──羽田国際線ターミナル

【東京都】──「ベイエリアウォーク 27」
2013.4.22 にアップしました。

 約20年ぶりの国際線ターミナル訪問で、年齢とともに海外や国際空港に対する意識も変わったことに気づかされます。
 20〜30代には「出・入国審査をパスすれば自由!」の勢いがあり、実態は見えなくも「国境は越えていく存在」でした。
 それが国外に出なくなった途端「入管、変なの入れるなよ!」と、関所の役割を期待する守りの姿勢になっています。
 でも海外経験があれば、訪問先での厚意に対する感謝を忘れず、いつかお返しをと考えるでしょう(迷惑をかけた記憶ばかり……)。
 そんな草の根外交から芽ばえる「お互いさま」交流に、国際平和を期待するビジョンは失うべきではありません。
 これまで以上に、海外とのかかわりを強いられる現代の若い世代には、国境を越えた先に「何を描けるか?」が求められるのかも知れません……

2013/04/15

都市生活を下支えする──昭和島、京浜島

【東京都】──「ベイエリアウォーク 26」
2013.4.15 にアップしました。

 現在東京モノレールで運行の快速列車は昭和島駅を通過しますが、以前隣接の車両基地で目にした軌道分岐には、見慣れない遊園地の乗り物のような新鮮さがありました。
 一般鉄道のポイントに赤信号で進入すると、進路をふさいだ線路に「乗り上げ」ますが、ここでは「落ちる底」が迫るだけに、ストッパーの有無にかかわらず事故率は低そうに思えます。
 ヘビのような切り替え動作から、竹製のへびおもちゃの動きを想起しますが、これって通じるだろうか……

2013/04/08

進入灯を目にした安堵感と緊張感──城南島

【東京都】──「ベイエリアウォーク 25」
2013.4.8 にアップしました。

 飛行機内で目的地空港の進入灯を目にすると「着いた〜」の安堵感はありますが、その先に最も緊張する瞬間が待っています。趣旨は分かるも機内アナウンスの「最終着陸態勢:final approach」の響きから、「最期」を想起する人は多いのではあるまいか?
 いくら空の旅に慣れても、1982年「日航羽田沖墜落事故:逆噴射の衝撃」の数日後に搭乗し、客室の不安が破裂しそうなほど膨張する中(全員が落ちたら…と考えていた)、無事の着陸で機内から拍手がわき起こったことを、忘れることはありません……

2013/04/01

運河のビーチでリフレッシュ──平和島、大森

【東京都】──「ベイエリアウォーク 24」
2013.4.1 にアップしました。

 2007年開園当時「大森ふるさとの浜辺公園」には、「どうなのよ?」の印象がありましたが、歩いてみると「掃きだめに鶴」のように「運河に憩いのビーチ」と言えそうです。
 お台場海浜公園の白砂のまぶしさは無いも、近所に裸足で走り回れる砂浜があれば、遊泳禁止でもテンションは上がるようです。
 周囲の景色を隠すフィルターを持てれば、広い空の下にある砂浜なので引き寄せられる気持ちは分かります。

 現在大森産の海苔はありませんが、「海苔を買いましょう〜」を勘違いされたのでは、地元がカチンと来るのも当然です……
 女優が宣伝する大森屋海苔店は大阪の会社で、この地とは無関係。

2013/03/25

Holo Holo お花見──徳川家ゆかりの地

【東京都】
2013.3.25 にアップしました。

 これが「お花見」というものですよね。
 最初はデモンストレーションと思うも、携帯用ポットでお湯持参の様子から、愛好家の「花見茶会」のようです。
 カッコイイと思うも決してまねができない、それを「粋」と言うんでしょうね。
 右女性のように背筋の伸びた姿勢は、柔道(近ごろ揺らいでますが)・剣道のように、茶道の「道」が感じられるようで、見る者にも心地よさを与えてくれます……

2013/03/18

撮影に使えそうな倉庫街──勝島周辺

【東京都】──「ベイエリアウォーク 23」
2013.3.18 にアップしました。

 ここは前回、菜の花で殺風景な景色をなごませていると紹介した、対岸の倉庫が並ぶ勝島で、日中戦争中に埋め立てられたことから戦勝を祈願した命名になります。
 大井競馬場へ向かう道すがらキョロキョロ歩いていると、軒を連ねる倉庫外壁の塗装センスに目が止まります。
 リニューアル後(?)なのか、クリーム系の濃淡と濃い青の配色が見事で、モデル撮影にも使えるのでは? と思うほどシャレています。写真のモデルがオッサンですみません……

2013/03/11

五輪を東京招致できたら!──天王洲

【東京都】──「ベイエリアウォーク 22」
2013.3.11 にアップしました。

 2020年夏季五輪開催地選考の、国際オリンピック委員会による東京の現地調査が、3月4~7日に実施されました。
  前回2016年五輪招致活動と比べると、大震災やロンドンオリンピックを経た現在の気運の高まりには格段の違いがあります 。
  選手たちのように、「東京招致できたら私は、いずれかの競技会場の客席で日本選手を応援します!」と、小さく宣言します。
  五輪招致アンケートの電話があれば「YES!」と答えたいのですが、まだかかってきません。
 東京タワーを望む赤羽橋(芝公園)付近では、携帯端末や三脚で撮影する方の多さに、感心の高さを実感しました……

2013/03/04

夢なき船が漂う──夢の島

【東京都】──「ベイエリアウォーク 21」
2013.3.4 にアップしました。

 船のエンジンにはディーゼルとガソリンがありますが、夢の島マリーナの給油施設には、ディーゼル用軽油とガソリン用ハイオクだけでレギュラーはありません。
 エンジンの仕様から、ハイオクエンジンでレギュラー使用はNGでも、レギュラーエンジンでハイオク使用は可なので、高い製品を売りつける営業方針のようです。
 船のプロによれば「ハイオクを使っても船の走りはレギュラーとほとんど変わりありません」とすると、燃料会社の言い値で「贅沢税」を払うことになりそうです。
 レジャーボートは海好きのあこがれではありますが、海への夢も「お金次第?」では、ロマンもしぼんでしまいます……

2013/02/25

レールは曲がるものなのです──潮見、辰巳

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑳」
2013.2.25 にアップしました。

 近ごろの電車では、線路の継ぎ目通過の「ガタンゴトン」音が減った印象がありますが、それはロングレール(200m以上の長さ)の普及によるもので、この近くにその長いレールを作る工場があります。
 レールを運ぶ専用の貨車があっても、200mのレールではカーブを曲がれない! と思うも、レールが曲がってくれるそうです。
 カーブで使用するレールは角度を合わせた特注品ではなく、真っすぐなレールを現場でたわませて固定します。
 真っすぐだったレールが描くカーブならば、レールを積んだ貨車も通れるわけで、なるほど道理と納得させられます……

2013/02/18

海の果てを見つめた──越中島

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑲」
2013.2.18 にアップしました。

 東京海洋大学は、2003年に東京商船大学と東京水産大学が統合された、日本で唯一の海洋研究・教育を行う国立大学です。
 右の明治丸は、明治天皇が乗船したイギリス製帆船(1873年:明治6年)で、日本に現存する最古の「鉄船」。
 天皇が東北方面から横浜に戻った日が「海の記念日:7月20日」とされ、祝日「海の日:7月の第三月曜日」のルーツとは知りませんでした。
 国の重要文化財ですが、老朽化による大規模修復の募金を受付ています……

2013/02/11

「こんにゃく芸者」が人気?──旧霊岸島

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑱」
2013.2.11  にアップしました。

 霊岸島の響きから「悪霊島」「獄門島」など、横溝正史の金田一シリーズをイメージする年代としては、「こんにゃく芸者」目当てに繰り出したオヤジは数合わせで殺され、「そうか、分かった!」の警部がこんにゃく芸者の説明する間に、金田一が「ちょっと、気になることが…」と糸口を発見する状況を思い浮かべたりします。
 ここは都会の島ですが、過去帳を調べると「しまった、そんなことがあったのか!」という怨念があったりして……

2013/02/04

「ひとりもんじゃ」はNG──月島、佃島

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑰」
2013.2.4 にアップしました。

 昼食には遅い時間ですが、人気のもんじゃ焼き店にはグループの行列があります。
 同じ焼き物でも、焼肉には哲学的とも言える「個人の間」があるので、ひとり焼き肉はNo Problemですが、お好み焼きは「焼けた!」の瞬間に一気に食べられませんし、チビチビ焼く気にもなれません。
 一方もんじゃは、焦げても酒のつまみになるため、ベチャベチャと「ひとりもんじゃ」で悦に入った表情になりそうです。
 そんな姿を想像するとゾッとするので、ひとりでは行かないと決めています……

2013/01/28

+4mの堤防で大丈夫?──勝どき、豊海

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑯」
 2013.1.28にアップしました。

 海沿いを歩く道すがら、東京湾の津波対策は大丈夫か? と……
 湾内の防潮堤は高潮対策を基準とし、計画高潮位(MAXの想定)は東京湾平均海面+4.0mで、堤防の高さには+1m程度が考慮されます。
 そこには津波対策は考慮されていないのに、海抜ゼロメートル地帯を抱える江東区は「堤防や防潮堤を越えるほどの大きな津波に襲われる心配はありません」と胸を張ります。
 その根拠は、元禄地震(1703年)、安政東海地震(1854年)、関東地震(1923年)でも、湾奧の津波は最大でも2m程度だった歴史記録によるようですが、今回の震災時に船橋市で観測された約2.5mの津波には地盤沈下分も含まれるでしょうから、住民としては「安心できない!」が本音になります……

2013/01/21

尽きない食への関心──築地

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑮」
 2013.1.21にアップしました。

 少し前になりますがニュースでも注目された、築地の初セリで1億5,540万円で競り落とされた「マグロ解体ショー」に群がる「黒山の人だかり」を目にし、その表現が似合う町も少なくなったと感じたりしました。
 そのマグロを通常価格で提供するとのふれ込みから行列となりますが、通常1貫400円前後の大トロで換算すると1貫3万円ですって! 奮発しすぎです。
 正月の景気づけと宣伝も重要ですが、「マグロの完全養殖:タマゴから育てる」を応援してもらいたいと思うも、食の現場の関心って将来ではなく「目の前の食材」なのでしょうね……(写真は玉子焼き店)

2013/01/14

ビルは北風より強し──汐留、新橋

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑭」 ゆりかもめを歩く:汐留、新橋
2013.1.14にアップしました。

 汐留一帯の高層建築物が海風を遮るため、内陸部で高温化(ヒートアイランド)が発生すると指摘されて久しいが、冬の季節には逆の効果をてきめんに体感できたりします。
 ビル群の南側にある浜離宮恩賜庭園(右写真)では冬の北風がビルに遮られるため、風をほとんど意識することなく、ゆるゆると散策が楽しめます。
 ですが帰り道、一歩ビル街に足を踏み入れた途端、寒風にさらされ「さっきまでの穏やかさは何だったの?」と、ギャップに身震いさせられます。一度お試しあれ……

2013/01/07

声援を送り、元気をもらう新年

【神奈川県・東京都】──湘南、田町 2012.12.31〜2013.1.3
2013.1.7にアップしました。

今年で2度目となる「正月の華:箱根駅伝」ライブですが、この盛り上がりに乗っかった瞬間、応援側にもウルウルくるモノがあります。
 都内なので母校の応援は増えますし、応援団は地下鉄や電車を利用し追いかけて応援するので、ランナーはこれ以上ない声援の後押しを受け、力を振り絞れることでしょう。 
 激励には、自分への叱咤の叫びと感じる声もあります。
 テレビでは感じられない「ガンバレーッ!」の声援に込められた「オレも頑張るぞー!」の気持ちこそが、「新年の華=祭り」であるこの催しを定着させた原動力ではないか? と感じたりします……(写真は優勝の日体大アンカー)

2012/12/31

思い広がる海の玄関──日の出〜竹芝

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑬」 ゆりかもめを歩く:日の出〜竹芝
2012.12.31にアップしました。

 竹芝桟橋で「おがさわら丸」を見かけますが(停泊地に向かう姿)、現在も八丈島航路より小さな船らしい。
 時刻表によると所要時間は26時間程度で、片道でサラリーマン3日分の労働時間となるも、父島ではクルー交代ができないので、休息のため父島で2日間休みます。
 それを積み重ねると1週間に1往復しかできませんから、採算はとても考えられないため、運営側に使命感はあっても、船のサイズは「最小限」となってしまいます…… 
 不便な面ばかり書きましたが、そんな土地だから感じられるよろこび・楽しみは必ずありますから「生涯一度は小笠原の旅」を是非オススメします!(世界遺産ですもの)

2012/12/24

運河のある町に一年──芝浦ふ頭〜日の出

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑫」 ゆりかもめを歩く:お台場海浜公園〜芝浦ふ頭
2012.12.24 にアップしました。

 12月で「運河のある町」に引越して一年となりました。
 運河を満たす海水は決して澄んではいませんが、「悪臭」のイメージもほとんど気にならならないので、自然とベイエリア方面に足が向きます。
 以前暮らした近所の多摩川河川敷も空が広く気持ちよかったものの、ドブ臭さは川の方が強かった印象があります。
 物価は高く、スーパーも少ないので暮らしやすいとは思えませんが、交通の便利さだけは実感できます。
 海好きとして、東京湾や運河も海と拡大解釈? できれば、人の往来が多い地域でも「より所」を実感できるようなので、精神的には落ち着けるような気がしています……

2012/12/17

虹をわたる心地よさ──レインボーブリッジ

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑪」 ゆりかもめを歩く:お台場海浜公園〜芝浦ふ頭
2012.12.17 にアップしました。

 お台場海浜公園はスルーしてレインボーブリッジを目指すはずでしたが、にぎわいに誘われました。
  砂浜にはビーチバレーコートが何面も設置され「第21回お台場ビーチバレー(2人制ファイナル)」が開かれています。
  プロと違い「草ビーチバレー」では、時折見られるナイスプレーに歓声が上がる程度ですが、砂まみれでのハツラツとしたプレーには、見る側にも力の入る場面があります。。
 男女ともギャラリーの少なさは季節柄に違いありません。
 やはりこのスポーツは、夏じゃないと盛り上がりませんよね……

2012/12/10

現代人が求める暮らし──台場〜お台場海浜公園

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑩」 ゆりかもめを歩く:台場〜お台場海浜公園
2012.12.10 にアップしました。

 おだいばビーチはペットと走れますし、シャワー施設があるので冬でもウインドサーフィンが可能な砂浜です。
 お台場海浜公園付近には「シーリアお台場」という公共住宅が立ち並ぶ一画があります。いまどきの新しい町がどこも同じ様に、高層住宅に、スーパー、コンビニ、コーヒーチェーン店、ドラッグストア、広く見せようと広場を大きくとった公園、がセットであります。
 「それだけじゃ困る!」の文句はあっても、とりあえず必要なサービスはあるので、生活できちゃったりします。
 現代人が求める暮らしって、そんなもんなのかも知れません。
 きっと住人は「それは我慢できる」とした上で、ここでしか手に入らない充実感を堪能しているのでしょう……

2012/12/03

巨大堤防に囲まれる出島──船の科学館〜台場

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑨」 ゆりかもめを歩く:船の科学館〜台場
2012.12.3 にアップしました。

 台場地区では高層の建造物があっても空き地があるので、少し離れれば「空の広さ」を取り戻せます。
 しかし、いくら「ゆとり」を宣伝しても、都市計画にそんなゆるさを盛り込むことはできません。
 計画が未達成で、土地利用が「スカスカ」であることを実感するのは、本土側の山並みのような高層ビル群を目にし、現実に引き戻される瞬間です。
 本土側に暮らすわれわれには、巨大な防風林(堤防?)に囲まれ見晴らし、風通しが悪くなる印象がありますが、出島側に暮らす人たちには、本土側の門が閉ざされる印象を受けるのではあるまいか?
 また、ビル群が巨大堤防として機能し波を押し返したら、ここだけ大津波にさらわれそうにも思えます。
 東京湾を襲う最大級津波のシュミレーションについて知りたいところです……

2012/11/26

ここは、中防ですよ!──中央防波堤埋立処分場

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑧」
2012.11.26 にアップしました。

 ここは「東京23区から出されるゴミの最終埋立処分場」とされるため、23区以外はそれぞれ処分場を持つわけで、武蔵野市など多摩25市1町では、西多摩郡日の出町「二ツ塚最終処分場」を利用しています。
 今どきゴミの焼却灰は、エコセメントとして全量資源化されるため、その時点では処分されないそうです。
 拍手したいところですが、処分を先延ばしすることを「リサイクル」と表現します。
 「エコ」という響きに満足するだけでなく、少しは勉強しないといけません……

2012/11/19

Danceってスリリング!──テレコムセンター

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑦」 ゆりかもめを歩く:テレコムセンター
2012.11.19 にアップしました。

 偶然テレコムセンター1階ホールで「東京六大学競技ダンス選手権大会」に遭遇します。
 目にした男女ペアの「クイックステップ:飛び跳ねるような踊り」決勝では、どのペアも思い切り飛んで回るため、何度もぶつかりそうになり「危ない!」と、ヒヤヒヤする場面の連続から、スリリングな「舞い」の印象を受けます。
 映画『Shall we ダンス?』で、他の演技者に衝突しペアのドレスを破ってしまう竹中直人の事態は、現実にありそうですが、よけ方も腕の見せ所である「イキな競技?」とされると、カッコ良すぎです……  

2012/11/12

アニメキャラコスプレの聖地?──青海

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑥」 ゆりかもめを歩く:青海(あおみ)
2012.11.12 にアップしました。

 昼下がりの芝生でくつろぐコスプレ衆の姿に、お台場は「コスプレのリゾート地」になったのか? と……
 ヘソ出しルック=『うる星やつら』のラムちゃん、としか思い浮かばないオヤジでも、バスケットボールを抱えていれば『スラムダンク』くらい分かります(古くない?)。
 メイクもキメたグループで登場人物の気分に浸って写真を撮り合う連中が、そこら中からわいてきます。
 アニメキャラコスプレは結構「きてる」らしく、中でもお台場、有明での催しが多いため、聖地となりつつあるようです……

2012/11/05

防災拠点とは……──有明〜国際展示場正門

【東京都】──「ベイエリアウォーク ⑤」 ゆりかもめを歩く:有明〜国際展示場正門
2012.11.5 にアップしました。

 全国各地のナンバープレートをつけた消防車が並ぶ様子に「何事?」と思うも、翌日開催の「全国消防操法大会」に集結したもので、前日練習が行われています。
  消防団の大会なので、皆さん別の仕事を持つ方々のボランティア活動ですが、大震災では任務により亡くなられた方が多くいました。
  震災後初めての大会で「全国47都道府県揃い踏み!」のうたい文句には、全国消防団の心意気が込められていると感じます……

2012/10/28

工場跡地再開発の困難さ──豊洲〜有明

【東京都】──「ベイエリアウォーク ④」 ゆりかもめを歩く:豊洲〜有明
2012.10.28 にアップしました。

 築地市場の移転予定地で環境基準を大幅に超える有毒物質が検出され、騒がれたのがこの地になります(以前は東京ガスの工場)。
 大規模な土壌入れ替えをやる・やらないの紆余曲折は、都議会の勢力交替もあり、移転計画は大幅に遅れています。
 ほど近くに2012年オープンの、オートキャンプ場・バーベキュー施設は、アクセスがいいこともあり週末はにぎわっています。
 空は広いも星は少ない場所柄なので、楽しみは夜景なのでしょうが、有毒物質の飛散は大丈夫なのかと……

2012/10/19

「日本最古の石」自慢──飛水峡

【岐阜県】──「飛騨の道 ⑤」
2012.10.19にアップしました。

 今回の旅行で印象に残ったのは、食べ物のおいしさです!
 山のものにあまり関心が向がず期待薄でしたが、一帯はおばちゃんたちに大人気の「メジャー観光地」ですから、手を抜けないのだと思います。
 雪深い冬の間に根気が養われるのか、性分として「手を抜くということができない人々ではないか?」と感じます。
 そんな人たちの持てなしに感激し、しかと気持ちを受け止めたことを、感謝の言葉として表すべきと思います。

 とても「おいしい時間」を、ありがとうございました!

2012/10/14

府県よりも広い高山市──高山、下呂

【岐阜県】──「飛騨の道 ④」
2012.10.14 にアップしました。

 高山は飛騨山脈の北側に位置するため(太平洋と日本海の分水界の日本海側)、おのずと富山県側との経済・文化交流が盛んになります。
  その土地柄の良さを感じたのが、新米のおいしさです。
 水のいい富山・岐阜のお米を食する地域なので、地産地消のプリップリ感に「うまっ!」と、目が飛び出るような至福感が味わえます。現地で是非!
 古い町並みを生かそうとするさまざまな工夫を目にしましたが、もしここに暮らしたら「こんな玄関にしたい」と思った光景です。
  このツタの伸び方は、イメージしなければ誘導できません。
 今年はうまくいったのでしょうか? 「ベスト玄関賞」です……  

2012/10/10

鉱山開発の功と罪──神岡、古川

【岐阜県】──「飛騨の道 ③」
2012.10.10 にアップしました。

 実物の見学はできずとも、スーパーカミオカンデがどんな場所にあるのか一度訪れたいと思っていました。
  その施設は、旧神岡鉱山内に東京大学宇宙線研究所が建設したニュートリノ検出装置で、1987年世界で初めてニュートリノを検出し、その功績により2002年小柴先生はノーベル物理学賞を受賞します。
 鉱山開発時点では、金・銀・銅が関心を集めますが、取り尽くした後に、まだ亜鉛・鉛があると開発を進める過程で、公害問題を起こすことになります。
  目の前は日本海側に流れ込む神通川で、下流域にカドミウムが原因の富山「イタイイタイ病」とされる大規模な公害病を引き起こしました……(写真は古川の酒蔵)

2012/10/07

世界遺産の力──五箇山、白川郷

【岐阜県】──「飛騨の道 ②」
2012.10.7 にアップしました。

 白川郷のにぎわいは「さすがメジャー級世界遺産!」と驚きます。
 この夜、宿で一緒になったご夫婦に「集落内に駐車場は?」とたずねられ、同じ思いだった自分の意識変化を伝えました。
  集落内の駐車場を探すつもりで、集落に入る直前の信号で停止します。
  停車中に集落外の駐車場に誘導する看板と、集落の雰囲気を目にし、場の空気を感じたのでしょう、信号が変わってから慌ててウインカーを出し集落外へ向かいます。
  それが正解であることを、集落内を歩く側となって納得します。
 「ここを車が走るのはイヤだなぁ」と……

2012/10/03

Last Frontier 岐阜県──関、郡上八幡

【岐阜県】──「飛騨の道 ①」
2012.10.3 にアップしました。

 岐阜県の皆さま、ご挨拶が遅くなりました。
 海や島好きなので、海に面していない土地は敬遠がちで、以前から「あれ、岐阜県だけ歩いてないかも?」と思いつつも、ようやく47都道府県最後の「未踏の地」に立ちました。岐阜羽島の地です……
 新幹線岐阜羽島駅の第一印象は、1970年日本万国博覧会(大阪万博)へ向かう際、ひかり号の通過待ちの間に眺めた田園風景に「何で田んぼの中に駅があるのか?」というものです(当時は最寄りの新横浜駅もこだましか停車せず、周囲は田んぼでした)。
 現在ではだいぶ町らしい姿に見えますが、岐阜羽島駅に降り立つとは想像したことありませんでした。だって、用事ないんですもの……

2012/09/23

Port of TOKYO──豊洲、晴海

【東京都】──「ベイエリアウォーク ③」
2012.9.23 にアップしました。

 晴海客船ターミナルは1991年にオープンしますが、93年開通予定のレインボーブリッジによる高さ制限のため、クイーンエリザベスなど巨大客船が寄港できないことを念頭に建設された、お飾り的な客船ターミナルになります。
 ですがメインラウンジからの「前面に東京港が広がり、その上にレインボーブリッジが架かる絵」は、こんな景色が見られる施設を作りたかった意図が明確に伝わり、施設の英語表記「Port of TOKYO」をスーッと納得させる光景として存在します。
 夜景はキレイだろうと調べれば、横浜に負けず「夜景に酔っちゃった…」という光景のようです……(写真は豊洲)
 

2012/09/17

空がひろっ──葛西臨海公園

【東京都】──「ベイエリアウォーク ②」
2012.9.17 にアップしました。

 細かいミストが立ちこめる中にうごめく陰が見えます。中心部に座り込み、両手を頭上で組み瞑想か修行をしているように見え、「レインボーマン」でもいるのか? と目を凝らします。
 少年がひとりで遊ぶ姿は、はしゃぐものではなく「儀式」を行うようなゆったりとした動作で、ミストの中を動き回ります。
 思い起こせばガキ時分に、勝手な思い込みの結界を周囲に想定し、その内側(自分の領域)で何かやっていた記憶がよみがえります。
 あれが「自我の目覚め」だったのか? と、彼を見て思ったりします……

2012/09/10

京都の香りを求めて──江戸東京博物館

【東京都】
2012.9.10 にアップしました。

 この日は江戸東京博物館「二条城展」の見学です。
 京都二条城では、鴬張りの廊下(キュッキュッと鶯の鳴き声のように鳴る)は歩けても、室内には入れません。
 しかし近くで目にできても横並びの展示では、今度は部屋の雰囲気が感じられません。
 主催者側も「そんな要望があろうかと!」VR(バーチャルリアリティ)の映像を見せてくれます。
 その映像では、周囲に展示される襖に囲まれた本来の空間配置(天井も含めて)が見て取れるので、立体的なイメージが膨らみます。
 現物+バーチャルリアリティの展示は、双方に対する想像力を喚起する面でとても素晴らしい相乗効果と感心させられます……

2012/09/03

Bay Area Walk ! ──東京ゲートブリッジ

【東京都】──「ベイエリアウォーク ①」
2012.9.3 にアップしました。

 前回のラストで海と再会した際、次は気になっていたゲートブリッジを歩こうと決めました。それを機に少しベイエリアを歩こうと思います。
 現在暮らす田町もベイエリアと感じるのは、風の穏やかな猛暑日でも駅前2階テラスの喫煙所で、海側からそよそよと流れる風を意識する瞬間です(汗は引かないが心地いい)。
 それは海からの湿気が含まれた風で、かなり想像力は必要ですが、海岸の木陰で感じる印象に近いので、都会でも「海辺の空気の流れ」を実感できます。
 その心地よさに、すっかりベイエリアの住人気分だったりします……