2016/02/01

谷で接した「天と地」──赤坂御用地

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2016.2.1にアップしました。

 鮫ケ橋は元の鮫川に掛けられた橋で、付近で信濃町駅方面からの千日谷と合流するためたびたび氾濫したらしく、下水となった現在も隣接の公園地下には調整池が設置されます。元の流れは赤坂御用地の池に注ぎ外濠に至りましたが、江戸期の付近には火葬場・岡場所(私娼の歓楽街)があり、明治期は東京最大の貧民窟だったとのこと。
 赤坂御用地の正門である「鮫が橋門」はその橋のたもとにあります。1873年(明治6年)皇居が焼失し明治天皇がこの地に移った際は、治安の悪そうな門を出入りしたのだろうか?
 当時の元帥にそんな心配は無用かも知れないが、庶民はどんな思いで眺めていたのだろう……(右は迎賓館)

2016/01/25

ランナー&ライダーの聖地──皇居外苑

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2016.1.25にアップしました。

 竹橋交差点で信号待ちの際、すぐ脇から複数の「ガチャガチャ」音が聞こえてきます。北の丸公園への坂道に向かうバイク(自転車)集団のギアチェンジの音です。
 上り坂は、離されると差が広がる踏ん張りどころなので、懸命な姿には迫力があります。
 歩道を走るランナーと違い、車道を走る自転車は信号に止められそうですが、あるタイミングで信号を通過できれば、いくつか先の信号までスルーできる、などのプランがありそうです……

2016/01/18

国が反省を示す地──北の丸公園

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2016.1.18にアップしました。

 若者も「武道館」と漢字で書けるでしょうが、コンサート会場と認識する人の方が多いように感じます。この施設は、柔道が1964年東京オリンピックの正式種目とされた際に会場として建設されたもの。
 その後柔道は世界に広まり、日本の金メダルはゼロの大会もあるほどですから、世界の柔道家には講道館同様の聖地かも知れません。
 五輪から2年後のビートルズのコンサートに際し、「日本の武道を冒涜する」の声が上がるのも分かる気がしますが、「BUDOKAN」はいまや世界のミュージシャンに知られる存在となりました……

2016/01/11

江戸城をめざした玉川上水──半蔵門

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2016.1.11にアップしました。

 玉川上水の終点、四谷大木戸から半蔵門へと続く新宿通り沿いの、麹町付近で発見された江戸水道幹線の遺構は、江戸城内に上水を供給するための施設とのこと。
 これまで、玉川上水のおかげで武蔵野台地に耕地が広がったと紹介しましたが、最大の目的は江戸城への上水供給なので作物も大切ですが、当然将軍様の上水確保が最優先でした。
 以前は内濠に供給されるも、現在は最下流の馬場先門付近から取水〜浄化し、付近に放水するそう。
 半蔵門周辺には通ったことや訪問の機会も多かったが、記憶からスポッと抜けていたため、忘却の彼方から呼び戻しながらの楽しい散策となりました……

2016/01/04

年末年始の風景──東京都、神奈川県

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2016.1.4にアップしました。

 現在、鎌倉鶴岡八幡宮参道の「段葛:だんかずら」は補修工事中で通行できません(2016年3月完成予定)。桜並木も植え替えているらしくお花見もお預けとなりそうですが(すぐキレイには咲かないでしょう)、いつかやらねばならないのでしばらくは我慢のようです。
 2010年3月に倒れた大銀杏の古木と、「ひこばえ:若芽」のサイズ感の違いに、樹齢1000年とされた大木となる頃は、この国はどんな姿になっているのか? とも。
 これまた1000年続くのであろう、新年の神職アルバイト諸君が持ち場へ向かいます……

2015/12/28

空の広さも皇居の魅力

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【東京都】──「内濠を歩く_1」
2015.12.28にアップしました。

 高校生時分は映画『スター・ウォーズ』第一作(エピソード4)を、当時の日劇で観たいとミーハー的感覚で映画街に足を運びましたが近頃は機会も減り、ビル群を抜け皇居に接した際の「空が広い!」感慨も忘れていました。
 近頃ではビルが高くなった分、そのインパクトは大きくなったのではないか?
 新作『スター・ウォーズ』公開の騒ぎはどうかと思いましたが、ハリソン・フォード&ファルコン号をチラつかせる宣伝には、第一作のワクワク感がよみがえってきます……

2015/12/21

潮が香る町名──日本橋○○町

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【東京都】──「日本橋川を歩く_5」
2015.12.21にアップしました。

 小網神社の「どぶろく祭り:新嘗祭」で「ススキミミズク」(有料)が配られる慣習は、川向こう「茅場」町が一面の葦原だった時分から続くのではないか。
 右は同神社の、まゆにおみくじを入れた「まゆ玉おみくじ」で、そんな使い方は「おカイコ様に申し訳ない」ように思うが、一本の糸で紡がれたまゆのように「縁が一本の糸で結ばれますように」と願うものらしく、その説得力に女性が引き寄せられています……

2015/12/14

西洋化の実験場──兜町

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【東京都】──「日本橋川を歩く_4」
2015.12.14にアップしました。

 明治維新当時の周辺は「西洋化の実験場」のようで、競って西洋風の建築物を造りましたが、関東大震災の被害を受けたことで、耐震性を意識した「日本向け西洋建造物」が生み出され現代に至ります。
 銀行:第一国立銀行、郵便局:日本橋郵便局、百貨店:三越など「日本で初めて」とされる施設が、五街道起点の陸路や、当時日本橋にあった魚河岸への水路が開けた、流通の中心地で始まったのは当然と言えそうです。
 付近に通された日本初の私鉄「馬車鉄道」は、路面電車〜東京市電(後の都電)となります……

2015/12/07

日本の中心を歩く──日本橋

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【東京都】──「日本橋川を歩く_3」
2015.12.7にアップしました。

 右は日本銀行の紋章で、6個の千両箱の上に立つライオンが、両側から「日」の図案を支えます。
 建物の設計者 辰野金吾(東京駅も設計)が、イギリスの国章など、ライオンをあしらう欧州の紋章にならったものらしいが、日本と関わりのない動物ですから、それこそ「欧米か!」です。
 当時日本であまり知られない動物を用いることで、「開国の世」をアピールし、視線を世界に向けさせる狙いがあったのか?
 「聖徳太子像の5千円札」の絵柄として馴染みのある世代は、ガキでも「百獣の王」の認識を持っていましたから、「強さ」の象徴程度には感じていたのだと思います……

2015/11/30

大手町で振り返る夢

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【東京都】──「日本橋川を歩く_2」
2015.11.30にアップしました。

 気象庁内の「気象科学館」に向かう道すがら、いまも抱く「自然現象観測」への関心は、小学時代の天体観測に始まり、新田次郎さんの小説により肉付けされたのであろうと、10代のあこがれがよみがえります。
 夢の実現はもう無理ですが、アンテナを張り続けていれば知識や視野は広まるもので、自分なりの満足感は得られると納得できましたし、今回の訪問でいい夢を見ていたことを、再確認しました……

2015/11/23

自由な空気感が心地いい──神保町

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【東京都】──「日本橋川を歩く_1」
2015.11.23にアップしました。

 神保町の中心を東西に分断する靖国通りには、「文化の境界線」とも言えるギャップが横たわります。
 南側の古書店街に対し、北側の裏道は歓楽街的な町並みで、気軽に入れそうな雰囲気だけに、大学街から本を探しに来た学生を手前で誘い込もうとする関門にも見えます。そんな立地から「人生劇場:パチンコ屋は健在」なのかとも(左奥ピンクの看板)。
 ですが、付近の気取らない店に集まるオヤジの様は、希少本に限らず「中古で十分」と古本を物色する精神に通じるようにも……

2015/11/16

お堀を活用する──市ヶ谷〜飯田橋

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【東京都】──「神田川を歩く_外濠2」
2015.11.16にアップしました。

 以前のお堀には、市ヶ谷の釣り堀に加え、飯田橋ボート場の景色から、レクリエーション施設の印象がありましたが、現在はおしゃれな水上カフェが憩いの場となっています。
 飯田橋駅に隣接するが、人・電車・道路の騒音も、凹地のお堀では気にならないらしく、決してきれいなみなもではないが、都心に「なごみ?」をもたらしてくれるようです……

2015/11/09

江戸城へ続く分水嶺──四谷

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【東京都】──「神田川を歩く_外濠1」
2015.11.9にアップしました。

 旧玉川上水の大木戸水番所付近から四谷に向かう新宿通りは、周辺の分水嶺(尾根道)を通されます。北側の旧厚生年金会館付近の坂は早稲田方面に続く神田川水系、南の新宿御苑の斜面は渋谷川水系と知ると、ここが江戸市中への配水地にふさわしい場所であると納得できます。
 水は高所から低所に流れることは、誰もが目で見て理解できますから、「どこを通せば江戸城まで水を届けられるか?」という道筋探しは、楽しそうにも感じられます……

2015/11/02

極楽に求めるもの──極楽寺、七里ケ浜

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【神奈川県】
2015.11.2にアップしました。

 右のような駅舎で旅情にハマると、待っていた電車が到着しても、発車の光景を眺めたくなったりします。
 その後も反対の電車〜もう一本と眺めるうちに、夕刻の景色はもっといいのでは? と、きりがなくなります。
 時間のある学生時代ならいつまでも座っていられたが、「写真は撮れたから、急がねば日が暮れる」と腰が軽くなったのは、「限りある自由時間」が身にしみるオヤジの体内時計のせいだろうか……(切実な意味ではありません)

2015/10/26

気取り方も庶民的──湯島

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【東京都】──「神田川を歩く_40」
2015.10.26にアップしました。

 池之端の交差点で、着物姿をバッチリ決めたオヤジが、足早に横断歩道を渡っていったのは、ここで待ち合わせのためだったようです。
 年相応の着物柄が似合うカップルは、夫婦や不倫の間柄ではなく恋人的な? いい感じの関係に見えます。
 屋内では楽しそうにはしゃぐ二人に、何度も行く手を阻まれたので、どこかで撮ってやろうと狙っていました。
 明治期の洋館を背景にしてもはえる着物は、日本の文化として胸を張れる衣服と感じられましたし、こんな格好でデートしてみたいとも……

2015/10/19

動物も活発な季節──Ueno Zoo

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【東京都】──「神田川を歩く_39」
2015.10.19にアップしました。

 動物園をひとまわりし親がひと息つく頃合いに、「もう終わり」と感じた子どもが「帰りたくない」と粘ろうとする姿は、自分のガキ時分にも思い当たるような気がします。
 その状況で親が発する「また来よう」という空約束に即効性はあっても、親もガキ時分に経験したであろう「うそつき」という印象を、植え付けかねません。
 しか〜し、ガキってのは結構たくましく、その言葉を引き出せばそれをネタに「ねだれる」との思いから、「とりあえず引き下がるか」と、取引を画策しながら知恵を付けていくのかも知れません……

2015/10/12

上野公園でデート なう

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【東京都】──「神田川を歩く_38」
2015.10.12にアップしました。

 噴水周辺のベンチに座るアベック、女性同士、ひとりぼっちの男もスマホに夢中という姿には「そんなの家でやれよ!」ですし、噴水に歓声を上げる子どもの脇で、親が手元に夢中で大丈夫なのか?
 二人の「スマホタイム」が楽しいのは、それぞれのスマホに隠される秘密の隣から相手とつながるスリルだったりして?
 秘密を持つ人は相手にも…と、のぞきたくなる「秘密の匣」に見えたりするのでしょう。マイナンバー導入後の情報漏洩は、大迷惑でも責任を問えますが、スマホがのぞかれるのは自己責任ですし、その先には地獄が……

2015/10/05

下町ワンダーランド──谷中

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【東京都】──「神田川を歩く_37」
2015.10.5にアップしました。

 寺の墓地沿いに続く狭い路地から、心細そうな表情の外国人観光客が何組も現れます。迷い込んだのかと路地に入ると、これぞ傾斜地の生活空間という光景に出会います。
 坂道が突き当たる斜面には、近所の自治会で作ったような狭い階段があり、湧水がありそうな斜面下の井戸(右下:○○家専用とある)は現役のようです。以前付近には湧水があり、現在の路地を流れた水路沿いに人が住み着いたのではないか?
 寺の境界に続く寂しげな路地まで、海外向けのガイドブックに掲載されるとは驚きですが、Wonderlandとして楽しめる一画なのでわたしもオススメです!

2015/09/28

ジジイがカッコイイ!──根津神社例大祭

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【東京都】──「神田川を歩く_36」
2015.9.28にアップしました。

 ジジイがカッコイイ! 目指す「粋」とはこんな姿か?
 旦那衆のゆとりあるまなざしが、同伴のビシッと着物で決めたどこぞの女将(?)の心をつかむのでしょう。
 右の「祭」を背負うのが親分格で、「千駄木」を背負う左は取り巻きのように見えますが、幼なじみ的な「マブダチ」としたら、男にとって最高の仲間ではないか?
 男のかっこ良さとは、包み込むような「懐の深さ」がジワッとにじみ出す、貫禄や存在感に違いない! 
 いまからそんなジジイを目指しても、間に合いそうにありません……

2015/09/21

ペンの力は何処に?──旧藍染川

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【東京都】──「神田川を歩く_35」
2015.9.21にアップしました。

 東京大学合格者数 34年連続首位(1982〜2015年)の無敵ぶりを誇る進学校「開成学園」は西日暮里にあります。
 2014年度の合格実績は、東京大学:158名(157名進学)、慶應義塾大学:191名(50名進学)、早稲田大学:225名(33名進学)と、早慶を滑り止めにする連中が国の中枢省庁に入るようです。
 校章は「ペンは剣に優れり」を示すが、近ごろ「武力には、武力の圧力を」が世界の潮流らしく、ペンの存在感は薄まるばかりです。
 現在幹部の卒業生に失望するわれらは現役の生徒に、政治家の暴挙に「ペンの力」で立ち向かって欲しいと願っても、ペンの力など通じない世界と知った瞬間から、保身的行動に向かってしまうのだろうか……