2019/07/01

記憶の手がかり──小伝馬町

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2019.7.1にアップしました。

 江戸時代には伝馬町(てんまちょう)牢屋敷があり、処刑された吉田松陰終焉の碑にはこの日も花が供えられます。牢内では時代劇で目にする、囚人による自治的な身分制度が確立されていたそうです。
 右は同地に移設された石町時の鐘で、鐘の音を受け処刑が行われるため、鐘を遅らせて処刑を延ばしたとの逸話も残されます。小雨模様で気分がネガティブなためか、ホームレス(?)が雨宿りする絵に、小説 羅生門の情景を思い浮かべました(階上に人はいません)。
 生き物である都市はいつの時代も変化を続けますが、記憶の手がかりが残されていれば、次の世代に伝えることができます……

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