2018/01/22

西方に睨みをきかせた──国府台

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2018.1.22にアップしました。

 上野山の地下を出発したスカイライナーは、いく筋もの川が流れる低地を走り抜け、付近で初めて丘陵地に遭遇します。
 以前その低地には、荒川水系の荒川・隅田川、利根川水系の利根川・中川・江戸川が流れ(現在利根川は、渡良瀬川・鬼怒川と合わせ銚子方面に流れる)、二つの水系の流れが合流するような氾濫原(洪水時に流れが氾濫する平地)が広がりました。
 付近の高台は、西に広がる低地を見渡せる場所柄から統治や防御に適しており、西方に睨みをきかせていたことから、都方面(奈良・京都)からたどり着いた者には、近寄りがたい砦に見えたのではないかと……(低地の水路を整備したのは江戸時代)

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