2018/01/29

食欲を喚起するグリーン野菜──小岩

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2018.1.29にアップしました。

 駅南口にある歓楽街の地蔵通りに地蔵は見当たらず、長く伸びる商店街には「営業してるの?」と、やる気が感じられない店舗があるなど、「モヤモヤさまぁ〜ず」がやって来そうな町との印象を。
 江戸川沿いには現在も地に足をつけた農業従事者が健在で、まとまった耕地やビニールハウスが多く残るのは、若い世代が夢を抱ける土地の豊かさ・便利さがあるためと。
 ビニールハウスでは小松菜栽培が盛んで、グリーン野菜は目にするだけで和めますし、食欲喚起は生命力を活性化してくれそうです。それがこの町のアイデンティティと浸透するためか、点在する市民農園の緑も元気です……

2018/01/22

西方に睨みをきかせた──国府台

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2018.1.22にアップしました。

 上野山の地下を出発したスカイライナーは、いく筋もの川が流れる低地を走り抜け、付近で初めて丘陵地に遭遇します。
 以前その低地には、荒川水系の荒川・隅田川、利根川水系の利根川・中川・江戸川が流れ(現在利根川は、渡良瀬川・鬼怒川と合わせ銚子方面に流れる)、二つの水系の流れが合流するような氾濫原(洪水時に流れが氾濫する平地)が広がりました。
 付近の高台は、西に広がる低地を見渡せる場所柄から統治や防御に適しており、西方に睨みをきかせていたことから、都方面(奈良・京都)からたどり着いた者には、近寄りがたい砦に見えたのではないかと……(低地の水路を整備したのは江戸時代)

2018/01/15

男だぜミッキー!──東京ディズニーランド

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2018.1.15にアップしました。

 晴れ着を披露するにしても(柄のようにこの娘の性格は分かりやすそう)、この姿から抱擁を求められたら引いちゃいそうと思うも、奥のミッキーマウスはガッチリと受け止めます。男だぜミッキー!
 頭や手を動かしっぱなしで、関節炎が心配なミッキー役は当然交代制ながらも、タッチ交代はできないため(日本に1体のお約束)タイムキーパーが誘導します。
 ですが、5分もしないうちにFreshミッキーが登場し(何だかホストのよう)、主役不在でも「これミッキー待ちの行列?」に並ぶ人々の夢の扉が開きます……

2018/01/08

変われない町?──柴又

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2018.1.8にアップしました。

 柴又駅前に、寅さん像(1999年)を見送るさくら像(2017年)が設置された様は、まさに映画のラストシーンのようで、像の間には兄妹の絆と寅次郎の性(さが)を共有するゆえの痛みが感じられます。
 映画のエンドマークを目にした瞬間、次回作に思いを馳せる観客の気持ちがそのまま形にされたかのようで、山田洋次監督の協力はあっても、観客の思いから生まれたように。
 絵になる存在であってもここには幕が下りないため、残像ではなく実在の像に対して感情移入することになり、映画とは違うリアルな印象が残ります……