2016/06/06

オアシスを断つ町づくり──元麻布

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2016.6.6にアップしました。

 麻布学園グラウンド下の狭い谷筋には、以前の水場に集まった住宅が残り、日本のオアシス(谷筋)の典型的な姿と出会えます。
 周辺にはいくつもの湧水が現存しますが、水量減少・水質悪化から上水に利用できないためそのまま下水に流されます。もったいない気もするが、六本木ヒルズ周辺では埋め立て(土を盛る)だけでなく、地下水脈を断つような工事が行なわれたのではないか?
 湧水を断ってしまうと土地は潤いを失い、やがて砂漠となりそうだが、水分を抜いて地盤の強度を高めることが都市整備と言われれば、反論の余地はありません。
 その一方、人工都市の上では、管理された水辺が人々を潤わせています……

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