2020/12/28

密とは無縁な──荒川・中川背割堤

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2020.12.28にアップしました。

 密とは無縁な荒川・中川間の背割堤を歩きます。頭上には首都高速中央環状線が通され、ひっきりなしに走行音が響いてきます。滞りなく物流が継続している様子は、前回の危機である東日本大震災当時に比べると、正常な社会活動に思えます。今回は全世界規模の問題なので、それだけで安堵するわけにはいきませんが、物資の流通は「国民生活に欠かせない活動」に違いありません。
 しかし労働には慰労が必要で、年中行事はやらないと納まらないらしく、忘年会による感染拡大に加え、年末年始の行事による大きな山がありそうですから、帰省や宴会を自粛する人たちには迷惑ですが、1月中はさらに用心する必要がありそうです……

2020/12/21

冬支度は春支度──東大島小松川公園

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2020.12.21にアップしました。

 紅葉する樹木でも、褐色になる「褐葉」、黄色になる「黄葉」、赤色になる「紅葉」の順で染まるように見えるので、タイミングの違いを理解していれば、多様な紅葉を楽しめそうです。
 紅葉の終わったコキア(ほうき草)が、くさぼうきにするために干されています。実は食用のとんぶり、茎はほうきに利用されるように、古くから栽培されてきました。同じ一年草のネモフィラと交互に植えられるようで、すでに春に向けてネモフィラが植えられています。付近では菜の花が芽吹いており、本格的な冬を前に「春待ち気分」の準備は着々と進んでいます。
 冬支度と並行して春支度をする季節感を持っていれば、次の季節に思いを馳せることで、厳しい季節を乗り切れるのではないかと……

2020/12/14

身近な季節感──行船公園

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2020.12.14にアップしました。

 公園内の平成庭園は紅葉で有名なようで、天気に恵まれたこの日は、結婚式の前撮りで何組も訪れるように、プロのカメラマンが選んだ日和ですから、バッチリのタイミングと言えそうです。ですが条件が良くても、当人たちの予定や、着付けなどの段取りを合わせるのは大変そうと。
 ちょうど作業中の雪吊りは、鑑賞用の「化粧雪吊り」とのこと。雪が少ない地域でも、この姿には冬らしさを感じますし、たまに大雪があったりしますから、お願いしておきたいと……

2020/12/07

近所散歩再び──葛西臨海公園

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2020.12.7にアップしました。

 感染者急増の状況から、11月の3連休は都心に足を運ぶ気になれないため近所を歩きます。
 公園の中心部には紅葉する木がポチポチ見られますが、東京湾の奥とはいえ臨海公園なので、海からの風や潮に強く、その影響を防いでくれる、松や常緑樹が多く植えられます。この環境において紅葉する樹木は、装飾用として植えられる様子が見て取れます。
 子供たちは吊橋の揺れを楽しみながら駆け抜けますが、ママチャリのお母さんは平然と走り抜けて行きます。歩行では左右に重心が移動しますが、自転車の車輪は前後なので、横揺れは気にならないのかもしれません……

2020/11/30

心奪われる職人技──両国

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2020.11.30にアップしました。

 2016年開館の北斎美術館にようやく足を運びました。これまでも北斎の版画とは何度も対面していますが、光の当て方や展示方法の違いか、細やかな線が限りなく並ぶ様子を目にし、これぞ日本の職人技(スゴイ仕事)! と心奪われました。
 北斎漫画(漫画:事物をとりとめもなく気の向くまま漫(そぞ)ろに描いた画)の複製本が展示され、巻末に版元の新刊予告が掲載される体裁は、江戸時代からあったのかと……
 右は美術館の通路。

2020/11/23

川も町の一部──本所

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2020.11.23にアップしました。

 川沿いに整備された隅田川テラスの人出は、普段と変わらない様子に見えます(散歩やジョギングする人はパラパラ程度で密ではない)。午後の散策には、日の当たる墨田区側(東側)が心地よく、いい感じに陰る駒形橋はグッドタイミング!
 普段から隅田川に感じるのが橋の多さで、川・橋と同様に、川向こうも身近に感じられるまちづくりは、近隣に暮らす住民にとっても大切な環境ではないかと……

2020/11/16

オヤジの居場所は?──錦糸町

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2020.11.16にアップしました。

 錦糸町のランドマークだった楽天地は、阪急阪神東宝グループながらも改築時に西友を誘致し、リニューアルに伴い錦糸町パルコとなりました(2019年)。楽天地スパ(男性専用)、近くのウインズ錦糸町は健在ながらも、かつての「オヤジの楽天地」というマイナスイメージが払拭され、地元には明るいニュースだったかもしれません。
 駅周辺はいまどきの町になりつつあり、錦糸町から締め出されたオヤジたちはどこへ向かうのかと……(右は楽天地ビルではありません)

2020/11/09

昭和感が漂う──田原町

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2020.11.9にアップしました。

 背の高いマンションに建て替えられた旧同潤会アパートの向かいに、二軒長屋(?)がポツンと残されています(周囲は更地)。前回の「下谷育ちオヤジ情報」から、五代目 志ん生(池波志乃の祖父)が暮らした家ではないかと。取り壊しの話を知った近隣住民は「志ん生の家は残すべき!」と即決し、すぐ「金の都合はどうする?」と、動き出したのではないか?
 「そんなの当たりめぇじゃねぇか!」だとしたら、下町らしさに惚れちゃいます……

2020/11/02

下町育ちの清々しさ──稲荷町

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2020.11.2にアップしました。

 下谷神社前で突然「さっき比留間歯科の写真撮ってたでしょ!」と、下谷育ちの方に声をかけられます。圧倒するような大きな声ですが、ひとなつっこい話し方に引き込まれ、様々な情報を(天海祐希の実家がある:下町育ちに納得。ビートきよしが住んでいた:それも自慢らしい)。
 前回訪問時は祭礼だったと話すと、今年の中止を膝を叩いて悔しがり、ちょうど縮小開催される三社祭の雰囲気だけでもと見学に来る、チャキチャキの祭り好きでした。
 思いをすべて表現する習慣を身につけると、肩がこらないというか、清々しくも感じられ、それが下町育ちの魅力かと……

2020/10/26

入谷と下谷

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2020.10.26にアップしました。

 入谷と下谷はどちらも「上野周辺」の認識なので、ちゃんと区別できるようにと歩きましたが……
 東京15区・35区の時分は、下谷区(現 台東区西部)内に入谷町がありましたが、現在台東区の二つの町として昭和通りで接し、地下を通る日比谷線の駅名は入谷とされました。入谷朝顔市のネームバリューか?
 付近に広がっていた千束池、姫ヶ池や湿地帯は、家康の命で埋め立てられ、上野山から見下ろした平地を「下谷」、付近の田んぼを「入谷」としたのは、低地のイメージでひとくくりにすると、下町っ子のプライドが許さなかったのか……

2020/10/19

盛り上げて欲しい!──鷲神社

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2020.10.19にアップしました。

 今年はどうなる? と心配な浅草 鷲(おおとり)神社「酉の市」は、『11月2日(月)一の酉、14日(土)二の酉、26日(木)三の酉 本年の鷲神社例大祭「酉の市」は感染対策を施し規模を縮小して斎行準備を進める事となりました』
とのことで、熊手を売る出店の準備が始まっています(左側の木組みは屋根部分)。
 今年は掛け声なしの手締めになるのだろうか? 世間の暗さを払拭してもらいたいとの期待も大きいので、声の代わりに威勢よく盛り上げる作戦を考えて欲しい! と……

2020/10/12

活気が浅草の魔力──日本堤

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2020.10.12にアップしました。

 前回の浅草訪問は密を避けようとしたものですが、その際の物足りなさと比較し、「密でなければ浅草の魅力は味わえない」ことを、体感できた気がします。それは祭りと一緒で、中に入るつもりはないのに、いつの間にか引き込まれてしまう、活気が醸し出す魔力ではないかと。
 戻ってきた人出を避けつつも、娯楽と奈落(?)が背中合わせの刺激こそが、浅草の魅力と納得させられます……

2020/10/05

みなとみらい着々と

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2020.10.5にアップしました。

 桜木町駅からランドマークタワーへ向かう駅前広場は、広々としていましたが、現在 YOKOHAMA AIR CABIN 駅舎の工事をしています。汽車道沿いの海上を通るロープウェイで、横浜ワールドポーターズまでの約630mを運行します(2021年春開業予定)。運営は、よこはまコスモワールド、葛西臨海公園の観覧車、大阪天保山の大観覧車 等々の運営会社とのこと。開通による爆発的な人気増大はなくても、これまで以上に活気づき、ベイエリアへの関心は高まりそうです。
 汽車道の散歩は気持ちいいが、一度くらいは空中散歩をしてみたいとも……

2020/09/28

ヨコハマトリエンナーレ2020

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2020.9.28にアップしました。

 遠目から「エッ、横浜美術館が模様替えした?」と思わせる装いに期待が高まります。横に長い美術館の前面に巨大な幕が張られたもので、「こりゃ、スゲエや!👍」と驚かせるには、かなりの予算が必要だったことと。チャレンジゆえに、台風に耐えられる設計なの? 等、期間が長いので余計な心配をします。
 世界から作品を集めるには準備期間が必要なため、おそらくコロナ感染拡大前から進められたことでしょう。非常事態宣言により先を見通せない時分は、「中止?」を含む対応への心労も大変だったのではないかと……

2020/09/21

三社祭を斎行する──浅草神社

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2020.9.21にアップしました。

 例年5月開催の三社祭は見送られましたが、10月17・18日に斎行(さいこう)予定だそうです。「祭事(まつりごと)を欠かす事無く次代に繋げていく」心意気は理解できますが、神も人もコントロールできない状況で、感染拡大を防ぐことは並大抵ではないと(宮神輿・町神輿を含め担ぎ手による神輿の渡御は中止だそう)。これまでにない祭りになりそうですが、周辺の街に活気が戻ることを……(サンバカーニバルは、9月末に予定の代替イベントが中止となりました)
 本編は「予想以上のにぎわい」となった4連休前に散策したものです。

2020/09/14

「真夏の夜の夢」の喪失感──向島

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2020.9.14にアップしました。

 東武線鉄橋脇の「すみだリバーウォーク」(右)は、浅草とスカイツリーをつなぐ動線として設置され、散歩にはちょうどいい距離ですが、スカイツリーは子どもが多く客層が違うようにも。スカイツリー側の高架下には「東京ミズマチ」が整備され(2020年6月)、北十間川沿いも歩けるようになりました。
 周辺のオープンは、当然隅田川花火大会の時期をターゲットとしますが、たった一夜の「真夏の夜の夢」でも、夢が失われた喪失感はいかばかりかと……

2020/09/07

情報は各人が伝えるもの──鳩の街通り

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2020.9.7にアップしました。

 台風接近前に「経験したことのないような…」と、警戒を呼びかけますが、事後には必ず「テレビを見られなかった」「防災無線が聞こえなかった」のコメントを耳にします。
 その提案として「祖父母など、親しい高齢者の住んでいる場所の防災情報を、インターネット等で調べ、電話をしてみてください。」「最新の道具を使って、自分のために調べてくれた孫からの電話は、うれしいと思います。」とありました。
 各人の行動こそが情報社会の最も重要な役割で、今回は間に合わないかもしれないが、一本の電話で命を助けられるかもしれません。伝えられない情報に価値は生まれません……

2020/08/31

東京で暮らす理由──亀戸

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2020.8.31にアップしました。

 近頃亀戸駅周辺の見聞が広がり、亀戸天神前「元祖くず餅船橋屋」の店舗展開から、人気が定着している様子を再確認しました。
 くず餅は発酵和菓子で、ラクトバチルス乳酸菌(聞いたことある)を含むため消費期限2日間とされ、「発酵食品で免疫力アップ」がもてはやされる近頃は(納豆売り切れに驚いた)人気が再燃していそう。
 アジア諸国でコロナ感染者が爆発的に増えないのは、発酵食品の摂取習慣によるとすれば、数十年ぶりに食べてみようかと思うも、きな粉と黒蜜でしたよね。
 右写真からは、室内で会話を控えるなら、汗だくでも外のほうが「よっぽど気持ちいい!」気分が伝わってきます……

2020/08/24

国民が求める情報──立花(平井)

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2020.8.24にアップしました。

 日本感染症学会で、国民が求める見解が発表されました。
 「全ての場でリスクゼロを求めると、社会や経済の活動を著しく制限せざるを得なくなる。新型コロナを正しく評価し、どこまでリスクを許容するかについて社会のコンセンサス(同意)を得ていくことが必要だ」
 専門家の真意をストレートに伝えれば、国民も誤解なく受け止められますが、ほとんどが黒塗りとされた専門家会議の発言録のように、操作された情報を根拠とする施策に従えでは、あまりにも乱暴すぎます。
 そんな経緯を受け、学会で発表したことは学者としての矜持であり、国民にとって有益であると感謝したい……

2020/08/17

「甲子園」が伝えたメッセージ──押上

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2020.8.17にアップしました。

 唯一夏らしさを感じさせてくれた甲子園高校野球交流試合では、応援団、チアリーダー、ブラスバンド、観客の姿がないため、普段より澄んだ球音が響きました。例年のスタンドを埋め尽くした動員力の凄まじさを改めて感じますし、あれだけの人の動きが止まったということは、お金の動きも止まったことになります。「そんなことやってる場合じゃない」の声も聞こえそうですが、試合のテレビ映像が象徴的なだけに、国民に与えるインパクトも大きかったのではないか。
 Go toは「お金ではなくウイルスをまくだけ」と自粛する賢明な国民が多いため、踊れと鼓舞されても「祭りのない夏」となりました……

2020/08/10

帰りたくても帰れない、でもGo to?──京島

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2020.8.10にアップしました。

 「民族大移動」とされるお盆の時期に響いたのが、中国地方知事会のメッセージです。
「あなたの家族、親戚、友人には、身近な人からの感染に不安を感じている方がいるかもしれません。ふるさとへの帰省について、もう一度家族と相談してみてください。」
 心に語りかける「生きた言葉」と感じました。
 「帰ってくるな」と言いたい人、言われたい人はいません。「心配だから」と真剣に話し合う家族がいる一方で「Go to」を継続する姿勢は、「観光関連の経済活動をする人は感染の覚悟を持つように」とされるようで、政府の本音が見える気がしてきます……

2020/08/03

判断ミスが生んだ危機──白鬚

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2020.8.3にアップしました。

 「イベント等の制限緩和」に対して「まだ早い」とした人が多かったように、心配していた事態が進行しています。火がくすぶるのに、活動を再開すれば炎上するのは自明の理です。
 専門家の警告通りの経過を目にしても、耳を傾けようとしない政府の対応や、「国のお墨付き」と気を緩める国民の行動にガッカリさせられましたが、経済活動というものは、社会道徳ではなく損得勘定に魂を売ることで成立するのかと。
 すでに危険信号ですが、Go with CORONAスタートから2週目となる、週末の状況が心配でなりません……

2020/07/27

話題に事欠かない──小菅

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2020.7.27にアップしました。

 東武線 小菅駅から見える東京拘置所は、保釈時の謝罪や変装した姿を披露する舞台のようで、現在は選挙違反の議員夫婦が世話になっています。刑務所は、判決が確定し刑罰に服する者を収監する施設で、拘置所は、主に未決囚(刑事被告人)を収容する施設ですが、死刑が確定した者は刑が執行されていないため、拘置所に収容されるそうで、ここにも死刑執行施設があるとのこと。
 右は、荒川堤防が鉄橋部分だけ低くなっている京成線 荒川橋梁。

2020/07/20

Go Toの皮算用より引き算を──北千住3

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2020.7.20にアップしました。

 政府の国民を守ろうとしない姿勢が、クリアに見えてきました。彼らは問題対処の際、どこに予算をバラまけば「ウヤムヤにできるか」と考えるため、全国民が困窮するコロナ禍では逃げ場を見つけられず、手詰まりの状態に見えます。大臣も、国民は周知のネットからコピペしたような答弁では、シラケるばかりです。
 Go To Travelキャンペーンを「実績」としたいらしいが、国民は感染拡大のおそれのある皮算用よりも、感染収束の「引き算」を求めています。
 都民が感染抑止を最優先に! と願う時期に、いまこそと小池都知事が政府を突き上げるのは、相当なめられているためと推測されます……

2020/07/13

流れとともに──北千住 2

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2020.7.13にアップしました。

 東武伊勢崎線 堀切駅のすぐ隣には、荒川と隅田川をつなぐ旧綾瀬川の水路があり、流れを制御する隅田水門が荒川の土手に構えます。以前の綾瀬川は隅田川と合流していたため、周辺一帯は大雨のたびに洪水を起こした氾濫原と思われ、そんな地が菖蒲の育成に適したことから、堀切菖蒲園(現在は荒川対岸)が開設されたようです。
 現在、川の周辺に広がる平坦な土地は、南千住にあるJR貨物隅田川駅のように活用されますが、以前は治水に苦労した様子がうかがえます……

2020/07/06

東京は怖いところだから……──北千住

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2020.7.6にアップしました。

 6月末なので、先日立ち寄った千住神社「夏越の祓(なごしのはらえ):年越の祓と対となる無病息災を祈る神事」で、もちろん「疫病退散!」を。祈りとともに行動を戒めることで(夜の街に出かけない?)、この国の民は存続してきたと……
 ようやくディズニーランドも再開しましたが、「東京土産の持ち帰り」「迷惑な持ち込み」も全国に広がっているようで、「東京は怖いところだから、行っちゃならねぇ」の、地方側の自衛策は理解できます。さらに「東京もんに近づくな」の状況となったら、地方出身者には四面楚歌の状況となってしまいます……
 右は、節分の魔除けとされた柊鰯(ひいらぎいわし)。

2020/06/29

季節の色彩──堀切菖蒲園

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2020.6.29にアップしました。

 葛飾区の植物園「堀切菖蒲園」は、来場者の多い施設のためマスク着用が義務付けられ、地面のいたるところにソーシャルディスタンスのマーキング(密防止、一方通行 等)があります。雨上がりのこの日は人出も少ないため、気にすることなくしっとりした季節の花を楽しめましたが、湿度が高いためムレムレです……
 本施設は千住の荒川対岸にあたり、最寄駅は京成本線の堀切菖蒲園駅。雨の日企画です。

2020/06/22

自衛隊に学ぶべき!──千住

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2020.6.22にアップしました。

 自衛隊は、集団感染発生の「ダイヤモンド・プリンセス号」対応で感染者を出さず、陽性患者を多く受け入れた自衛隊中央病院でも、5月下旬まで院内感染は起きていないとのこと。それは、1995年地下鉄サリン事件、2011年福島第一原子力発電所事故で、「見えない敵」と戦った経験・実績によるもので、平素からNBC防護訓練(Nuclear:放射能、Biological:生物、Chemical:化学)をしているそうです。
 防疫は医療の基本ですから、感染予防法を自衛隊に学ぶべきかと……

2020/06/15

これからも続く憂鬱──千住大橋

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2020.6.15にアップしました。

 東京での休業要請が全面的に解除されると、普段に近い活動が再開されるため、「新しい生活様式」の実践だけでは抑えきれない場面に遭遇しそうです。
 市民の願望としては「新規感染者ゼロ」ですが、社会は「爆発的感染がなければ GO !」したいように、隔たりは大きいものの、国が国民を養う経済力を持つわけではないので、注意を払いながら活動することになります。
 「夜の街」の集団検査でようやくウミが出始めたように、やっかいな問題をつぶすことが最優先でも、「品行方正な市民」との切り分けをしないと、圧倒的多数からの反感を買うことになります……

2020/06/08

東京アラートの受け止め方

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2020.6.8にアップしました。

 外出自粛の解除は「まだ時期尚早」の声は多いが、「早く元の生活に」の気持ちも高まっています。拘束力のない「東京アラート」は単なるスローガンに聞こえる面があり(状況を理解する人には再確認でも)、若者に「やばい!」と感じさせるインパクトが欠けるように。
 そこで出てきた「夜の街で働く従業員が定期的にPCR検査を受診できる態勢づくり」には、現代の赤線? と感じたりします。非合法とは言えない営業活動を管理する対策ですが、非常時には社会のグレーな部分や、政治のダークな面が表出しますから、ひとつずつ潰していく過程を国民は注視すべきと……

2020/06/01

スポーツ界始動の明るさ!

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2020.6.1にアップしました。

 街を歩く人の表情もゆるみ、公園・広場に子どもたちの歓声が戻るも、通勤電車の憂鬱が目前のため明るさを実感できませんが、野球・サッカーなどのスポーツ始動の知らせを目にすると、「これが明るさ!」と励まされます。
 千葉ロッテの新人 佐々木 朗希投手は、小学生時分に陸前高田で東日本大震災に襲われ、走って津波から逃げた経験を持つそう(父と祖父母が亡くなる)。昨年夏の岩手県大会決勝で登板回避し敗れた監督の「故障予防の選択」に対する思いも背負うでしょうから、「張り切り過ぎないで!」の応援がようやくできそうです……

2020/05/25

とりあえず、緊急事態宣言解除

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2020.5.25にアップしました。

 とりあえず、緊急事態宣言は解除されましたが、これから多難な道のりが始まります。梅雨の季節に地下鉄のラッシュが戻り、冷房を最強にしても窓全開でマスクとなると、体調(精神面も含め)を崩す人が出てきそうです。飲食店でも、利用者の安心のために席を離すと、100%稼働しても売り上げは以前の半分以下にしかなりません。
  これまではみんなで我慢してきましたが、これからは知恵を出し合ってキツイ状況に立ち向かうことになります……

2020/05/18

安心感を与える工夫を!

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2020.5.18にアップしました。

 39県の緊急事態宣言が解除されるも安全宣言ではないため、「まだ早いのでは…」という戸惑いの声も多いようですが、生活のためにも商業活動再開は必要です。
 人の接触を減らすため、商店街を無人にしたり(会計だけ有人)、ドライブスルー方式のテイクアウト弁当モールをグループで運営するなど、利用者の不安を和らげる様々な工夫が始まりました。互いを思いやる気持ちを持って、段階的な活性化を目指す必要があります。
 日常としては、ウイルスの危険性がインフルエンザ程度(ワクチンができて、1週間程度で社会復帰できる状況)となるまでは、「新しい生活様式」での用心が必要になりそうですが、高齢者の危険性低下は難しいか……

2020/05/11

アフターコロナを思い描いて

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2020.5.11にアップしました。

 「新しい生活様式」を違和感なく受け入れる習慣が身につき、ウイルスに対する知見も広がり情報は格段に増えましたが、その分新たな不安も増えたように感じます。抗体検査の動向から、熱のない体調不良でも「感染しているかも?」と考えたり、「抗体があっても再感染しないとは限らない」、PCR検査「陽性→陰性→再陽性」等々の情報には、精神が不安定になるばかりです。ともかく病院の状況が平時に戻るまで「新しい生活様式」を続け、救急車の患者がたらい回しにされない状況に戻さねばなりません!
 連休中は帰省ラッシュや渋滞もなく、ガソリン等のエネルギー消費量が極端に落ち込んだインパクトは大きいもので、アフターコロナには社会が大きく変わりそうですが、「新しい生活様式」がベースとなることと……

2020/05/04

自由を取り戻すために

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2020.5.4にアップしました。

 われわれの取り組みが試されるゴールデンウィークに突入しました。各自治体は可能な限りの厳戒態勢(施設閉鎖 等)や呼びかけをしていますから、状況の推移は各個人の判断次第となりそうです。
 ですが、「浮かれ気分」が押さえつけられる状況は、「欲しがりません勝つまでは」のように背筋が寒くなりますから、自分たちの努力で一日も早く「自由を取り戻そう!」を合言葉にすべきと……

2020/04/27

われわれにはできる、罰則なき自粛

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2020.4.27にアップしました。

 連休初日の25日(土)の人出の少なさに感動し、26日(日)東京の新規感染者数が100人を切り(ウソでもいいから成果が欲しかった)、われわれにはできる! と、勇気が湧いた方も多いのではないか? 全国ワーストの東京のピークを抑えることは重要なことです。
 家族との再会を楽しみにするふるさとの家族にも、「お土産はいらない」との意識が浸透したのは、各都道府県の知事が危機感を共有し、同時に呼びかけをした成果と。まるで役に立たない国政の連中には、この継続により乗り越えられた際の、社会・経済活動意欲の受け皿となる施策を作っておいてもらいましょう(おだててでも仕事してもらわないと困る。政権叩きは平時に戻ってから)。
 誰もが望む「大きな深呼吸」「大声で笑いあう」ことを、早期に実現するための正念場と考えるべき期間です!

2020/04/20

命を守るゴールデンウィークに

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2020.4.20にアップしました。

 予定や計画に加え、いまどきは「都市部から逃れたい!」と考えるゴールデンウィークかもしれませんが、ウイルスキャリアとなって地方に拡散させないことが第一です。
 実家に帰ることもはばかられ、緊張する日々が続くので近所の広い場所でゆっくりしたい、そんな気持ちで連休を心待ちにするなんて初めてかもしれないと……

2020/04/13

「8割おじさん」の提言を目指したい!

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2020.4.13にアップしました。

 映画ではテッパンの、困難な問題に直面した際に、専門家の提言に対して「そんなの夢物語」「無理!」と聞く耳を持たなかった仲間たちが、ひとり、またひとりと協力し、全員が力を合わせて難局を克服するような、ストーリーを目指せないだろうか?(理想を共有しなければ道は開けません)
 政府の、ハードルを下げて(7割)協力を求める姿勢は、敗者の選択(収束の先延ばし)で、高い目標でも納得できれば、困難な中でも人々の知恵が生かされるはずです(通勤電車も空いてきました)。
 密を避けた協力で乗り越え、みんなでハイタッチするための知恵を絞れないかと……

2020/04/06

3密回避では楽しめない花見

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2020.4.6にアップしました。

 3密の巣窟「夜の濃厚接触」への自粛要請も、報告を受けてからの対応なので、これまで同様に後手となりました。
 「人と人との接触を8割削減した場合は感染が収束に向かう」とするシミュレーション結果を知りました(4月3日)。そのような「感染者抑制モデル」を知りたかったし、実現に向け対策を講じる必要があると。もちろん検証は必要ですが、諸外国の状況と同様に時間はありません……

2020/03/30

春の訪れにゆるむ国民性──南千住

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2020.3.30にアップしました。

 彼岸の連休に際し、「大阪・神戸間の往来自粛」の呼びかけが的を得ていたことを、一週間(潜伏期間)後に東京での感染者急増から気づかされました(大阪・神戸でも感染者が確認されました)。東京でも危機感は抱いていても五輪延期発表前なので、漫然と右の光景を眺めていたようです。
 その判断は、行事の日程(聖火リレー開始予定の3月26日)をターゲットとしたもので、春の訪れにゆるむ国民の気持ちなど視野になかったことを、表しているようです……

2020/03/23

ハングリー精神を生んだ──三ノ輪橋

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2020.3.23にアップしました。

 三ノ輪橋は、かつて付近を流れた石神井用水(音無川)に架けられた日光街道の橋の名称で、付近で枝分かれした流れに泪橋が架かる思川があり、漫画「あしたのジョー」の舞台とされました。
 「巨人の星:町屋」「あしたのジョー:山谷」の原作者である梶原一騎は、ジョーのエンディング(?)に描かれたガスタンク周辺の出身とされ、もうひとつの代表作「タイガーマスク」の舞台も近くとすれば、ハングリー精神を生んだ地と言えそうです……

2020/03/16

下町が保持する機能──町屋

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2020.3.16にアップしました。

 右は灯油等を小売する店の看板で、ガキ時分に目にした際は「関係ない」とスルーしていましたが、改めて目にするとスゴイ看板です。現在も営業継続しているのは、車の通れない狭い路地に暮らすお年寄りなど、小口ながらも必要とする方が多いためではないかと。
 新しい町では「危険物」と排除されそうですが、以前は必要性から当たり前と考えられていました……

2020/03/09

都電にゆられる時の流れ──王子

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2020.3.9にアップしました。

 都電荒川線(東京さくらトラム)王子駅前停留場は、遅延等の運行間隔調整のため、複数車両が停車可能な長いホームになっていますが、ちゃんと乗客を待ってくれるようです。ホーム手前に改札があり駅のイメージに近いも、ホームからの出口は開けっ放しだったりするルーズさが下町らしいと。
 都電には踏切が多いこともあり、線路沿いの道を走る車ものんびりモードで、都電にゆられる時の流れが、沿線地域の生活リズムのベースとなっているように……

2020/03/02

要衝に築かれた軍都の記憶──十条台

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2020.3.2にアップしました。

 前回までの西が丘、赤羽、十条から王子に至る高台は、旧軍用地として占有され、当然戦後は米軍に接収されました。軍の施設とされたのは、埼京線 北赤羽駅〜京浜東北線 上中里駅付近に及ぶ広大な地域で、現在周辺で広い敷地を持つ、都営桐ヶ丘アパート、赤羽自然観察公園、NTC(ナショナルトレーニングセンター)、東洋大学総合スポーツセンター、帝京大学病院、東京家政大学 等は、返還後に作られた施設になります。
 周辺は、隅田川と武蔵野台地の崖に守られる場所柄ゆえ、古くから城が築かれる要衝でした……

2020/02/24

昭和の商店街を思い出す──十条

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2020.2.24にアップしました。

 十条駅前に広がる十条銀座商店街は、いく筋もの通りに伸びるアーケードに200軒もの店舗が軒を並べます。とても活気ある商店街なので人出も多く、歩くだけでも楽しくなりますが、おしゃべりも楽しいらしく「道の真ん中で盛り上がらないで!」の光景に、昭和期の元気だった商店街を思い出します。
 つながっている横丁の飲み屋街を含め、全体で「十条銀座」の看板を守っているように見え、小さな店舗が肩を寄せ合う商店街では、団結力によって活気が生まれる様子がよく分かります。
 右は東十条駅側にある篠原演芸場。

2020/02/17

災害リスクへの関心──赤羽

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2020.2.17にアップしました。

 戸田公園を含めこの地域に足を運ぼうと考えたのは、昨秋の台風による爪痕を確認するためで、隅田川への流れを制御する岩淵水門周辺の状況が気になっていました。
 荒川の土手には、かなりの高さまで水位が上がった痕跡(草や枝 等)が残り、水辺の遊歩道テラスはガタガタで通行止ですが、それだけで済んでよかったとも。
 荒川の氾濫危険水位は7.7mで今回は7.17mに及び(1947年カスリーン台風8.6m、58年狩野川台風7.48mに次ぐ高さ)、隅田川の堤防は6.9mですから、水門を閉じなければ氾濫する状況でした……(右は赤羽駅前噴水広場)

2020/02/10

TOKYO 2020の「虎の穴」──西が丘

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2020.2.10にアップしました。

 北区にあるナショナルトレーニングセンター(NTC)の完成は2008年1月で、同年8月の北京五輪に間に合わせたつもりらしいが、それでは遅すぎでしょ……
 JOC(日本オリンピック委員会)が運用する、加盟団体所属選手強化に利用される施設で、屋内トレーニングセンター、屋根付き陸上トラック、宿泊施設等がある「虎の穴」です。中でも、JOCエリートアカデミー(有望な小・中学生を発掘し、ここを拠点に通学・トレーニングする)の設立が大きく貢献していそう……

2020/02/03

よみがえる昭和の記憶──鉄道博物館

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2020.2.3にアップしました。

 右は懐かしい出札窓口の光景で、硬券(こうけん:硬い厚紙の乗車券)差し、左の日付けを入れるダッチングマシン(名称を初めて知った)、改札を兼ねる際のハサミと、切符に注釈を書くための赤鉛筆。ガキ時分に、硬券の表裏をはがして改札員に渡したこと等を思い出し、改札の方に失礼なことをしていたと。
 初めて券売機の薄い切符を手にした時は偽物のように感じ、「これで大丈夫?」と不安でしたが、そこから自動改札機に向かうとは想像もしてなかったし、近頃は切符を扱う改札機も少数派になりました……

2020/01/27

変貌は道半ば──横浜

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2020.1.27にアップしました。

 右は関内駅南口交差点から見た横浜スタジアムで、「絶好の看板ができた!」と拍手したくなるインパクトです。これはレフト側のスタンドなのでライト側より小ぶりですが、JRの車窓からもバッチリ見えそうです。
 ハマスタ(ヨコスタ)増築・改修工事資料を見ると、敷地いっぱいまで拡張している様子がわかり、ベイスターズと共に盛り上りたいハマっ子の思いが伝わってきます……

2020/01/20

工夫が必要かも──江東区成人式

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2020.1.20にアップしました。

 成人式会場は猿江恩賜公園に立地するので、いい場所柄と思っていましたが、公園を散策する新成人はほとんどおらず、会場前の狭い敷地に滞留し続けます。久しぶりの再会で話が弾むと動けなくなりますし、その場で顔を寄せ合いスマホで記念撮影が主流ですから、背景を意識する年代の古さを思い知らされます。
 キンキラした着物や帯が多い背景には、景気のよさを実感できない状況ゆえ、次世代に明るい時代を築いてほしい、との期待が込められているでは。選ぶのは本人でも、出資者である両親・祖父母等の思いを無視できないところに、家族への感謝が示されるようにも……