2019/04/29

時代──日本橋

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2019.4.29にアップしました。

 日本橋高島屋の玄関には平成天皇・皇后の成婚パレードで使用と同型の儀装馬車が展示されており、この日お二人で見学された様子をニュースで目にしました。
 同時代で知る天皇は二人ですが、ひとり矢面に立たされた昭和天皇以上に、人々と同じ目線で対話するよう努めた平成天皇からは、象徴天皇を模索する強い意思が感じられました。もちろん天皇の努力に違いないが、皇后のサポートや助言が大きな役割を果たしたことと(嫁ぐ際の心意気を貫いた姿勢は立派)。
 大きな災害は多かったが、戦争のない時代として終えられたことを昭和天皇に報告することが、平成天皇の使命だったのかも知れないと……

2019/04/22

身の危険を感じる──茅場町

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2019.4.22にアップしました。

 茅場町駅は地下鉄 東西線と日比谷線の接続駅で、乗り換えの階段は西船橋(北千住)側しかないため、朝夕のラッシュ時には大渋滞します。混雑は仕方ないも、狭いホームですれ違う際には、転んだ巻き添えで線路に転落する身の危険を感じます。注意を促すための人間ホームドア(ホームの端で両手を広げて並ぶ)を考えた人は、自分でその場に立ったことがあるのだろうか?
 日本一の混雑路線解消への改良工事とされる、ホーム延伸と階段・エスカレーター新設は2022年度供用開始予定とありますが、ホームドア設置が25年予定というのは順番が違うような気がします……(右は霊岸島水位観測所)

2019/04/15

春は隅田川

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2019.4.15にアップしました。

 隅田川の水上バスは外国人観光客も多いため、混雑で乗降に時間がかかるらしく、接岸待ちの船が並んで待っている状況です。この日のフワフワと浮ついた空気感が外国人観光客にも伝わる様子は、ゆるんだ表情から見て取れます。
 「花」(瀧 廉太郎)に歌われた「春のうららの 隅田川」の景色は変わっても、われわれには春のにぎわいを川に求める習性があるようで、隅田川に引き寄せられます……

2019/04/08

深川の華

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2019.4.8にアップしました。

 富岡八幡宮参道に並ぶ着物姿の集団は、映画の制作発表のような華やかさがありますが、囃し立てる取り巻きオヤジの声から想像される年代のようです(表現が難しい…)。詳しい理由はわかりませんが(稽古事の仲間?)、ハレ姿はこの場所でと八幡宮にたたずむ姿に「深川の華」という表現が浮かびました。
 育ててもらった町で胸を張る姿はまぶしく、華やかさでの恩返しを受け止める寛容さも下町の魅力のように……

2019/04/01

水辺利用の変遷──深川沖(越中島)

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2019.4.1にアップしました。

 江戸時代の永代通りは海沿いの道で、門前仲町付近では後に海岸沿いに整備された大横川(運河)と並ぶ様子が見られます。通りの陸側には富岡八幡宮、深川不動堂がありましたから、海沿いに軒を連ねた料亭はにぎわったようです。当初の江戸前とは、隅田川や深川付近で捕れるウナギを称したそうで、富岡・不動詣で帰りに江戸前のウナギという趣向は、当時のテッパンだったと。
 現在付近の料亭は一軒となりますが、河川敷地を利用した川床(かわゆか)が整備され、飲食スペースとしての営業が始まりました。
 右は東京海洋大学の明治丸。