2016/09/25

「天空で読書」のススメ──大橋

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2016.9.25にアップしました。

 ススキが揺れているのは、首都高速 大橋ジャンクション屋上に整備された「目黒天空庭園:目黒区の施設」で、隣接ビル9階の区立大橋図書館脇に連絡口があります。
 開放感ある展望施設としての見晴らしもよく、手入れの入念さから庭園に対する意気込みが伝わりますが、家並みしか見えない景色に癒されるとは思えません。
 ですが、図書館が9階にある理由を、地上と違う空気が感じられる「天空で読書」のススメと受け止めると、その心地よさがヤミつきになるかも……

2016/09/19

若者が躍動する丘──駒場

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2016.9.19にアップしました。

 女子高の学園祭練習らしき集団は、クラブ活動ではないため強制的参加者もいるようで、目が合った際の不安げな表情に、高校時分の記憶がよみがえります。
 男たちは、恥ずかしさを振り払おうと「思いっきりやろうぜ〜!」と開き直れたが、女子はリーダーが鼓舞しても、心が揺れるようで思い切れない娘もいました。
 若い娘が羽ばたこうとする姿は、「この年ごろ」にしか見られないと背中を追ううちに、娘を持つ父親の切なさを察せるような気がしてきます……

2016/09/12

池ノ上は「ぬけられません」

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2016.9.12にアップしました。

 井の頭線は溝ヶ谷支流の盛り土上を通りますが、上流側は川をせき止めるダムのようで、地下流路が詰まると一帯が水没しそうな抜け道の無い「どん詰まり」です。
 以前あった池が池ノ上駅名の由来らしいも、地名に残らないことから、鉄道建設で生まれた池だったのでは?
 上流側から渡れる踏切は駅の脇まで無いが、下流側からしか入れない袋小路の踏切には「ぬけられません」の表記があります。宅地開発後、線路沿いの鉄道会社所有地を分譲する際に設置した踏切か?
 変遷の跡が見て取れるのは楽しいも、整備すべきではないかと……

2016/09/05

「気の流れを」取り戻した──代沢

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2016.9.5にアップしました。

 弥生時代の人々が、北沢川を見下ろす南斜面を選んだように(遺跡が残る)、魅力的な環境は現在も人気が高いようです。
 暗きょ上に整備された北沢川緑道の環七下流側に作られたせせらぎは(1996年)、地域のシンボル的存在のように見えます。
 北沢川緑道がシャレて見えるのは、自治体の町づくりに住民が賛同し、その気になって協力した成果のようで、工夫が感じられる家が並ぶ光景からは、町の活気のようなものが伝わってきます。
 緑道散策が楽しく感じられるのは、「気=エネルギーの道」である川の流れを取り戻そうとした住民たちの地域力による、という気がします……