2015/07/27

中国人観光客にかなう者なし──秋葉原〜柳橋

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【東京都】──「神田川を歩く_27」
2015.7.27にアップしました。

 「クールジャパン」とは国内発信の仕掛けらしく、秋葉原を訪れる欧米人のサブカルチャー熱は継続しているようですが、いまや中国人観光客にかなう者なし!
 写真奥の「爆買い客」が団体で押し寄せますから、メイド娘の背筋も緊張しているように見えます。
 横付けされた観光バスのトランクに段ボールを積み込む様子を目にし、日本の経済成長期の明るい未来と夢に満ちた時代を経験したかった、と思ったりします。
 しかし、どのみち破綻するであろうChina Dreamを、少しでも持続させようと資源(国益)獲得をもくろむ身勝手な海洋進出は、周辺国に「盗人」としか映りません……

2015/07/20

東京駅が背負うもの

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【東京都】──「雨の日企画」
2015.7.20にアップしました。

 日本のセントラルステーション東京駅には様々な思いが交錯するため、駅構内は結構歩きにくかったりします。
 大きな荷物を引く人には注意を払うも、ビジネスマン姿には相手も避けるだろうと思うと、出張でとまどう人だったり……
 以前八重洲口にあった鉄道会館ビルには、代名詞の大丸東京店ではなく、不慣れな上京者を支える都道府県の出張所(アンテナショップ)が並ぶ「東京の迷子案内所」の印象が残ります。
 首都の玄関口である東京駅には外観の威厳も大切ですが、ソフト面でも多くを求められています……

2015/07/13

アーチが生かされる──旧万世橋駅

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【東京都】──「神田川を歩く_26」
2015.7.13にアップしました。

 旧交通博物館の閉鎖〜周辺の再開発に伴いレンガ造りの旧万世橋駅が整備され、2013年「マーチエキュート神田万世橋」として生まれ変わりました。
 アーチで区切られた店舗は小規模なので手作り感や身近さが伝わりますし、店舗裏の抜け道のような通路には、アメ横の下町探索のような楽しさがあります。
 旧駅舎や万世橋の雰囲気に加えて、川の護岸を手入れすれば、ここどこ? というレベルを目指せるのではないか?
 川面は海水の影響もあり難しそうですが、その整備を最終目標としましょう!

2015/07/06

水路のジャンクション──飯田橋・水道橋

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【東京都】──「神田川を歩く_25」
2015.7.6にアップしました。

 江戸開府当初は、後楽園付近にあった沼の水を上水に利用しましたが、水量の減少と質の悪化により井の頭池(善福寺川、妙正寺川)水系を水源とすべく整備を進めます。
 JR中央線水道橋〜お茶の水間南側の丘陵地に、山を開削して通された神田川の上方を神田上水が渡る、御茶ノ水の懸樋跡(かけひ:神田方面に送水する水道橋)の案内があります。
 上水は自然流下方式のため、高台から高低差を利用して送水する必要がありました。それを理にかなう事と受け止めた江戸庶民の高低差に対する感覚は、われわれよりもはるかに敏感だったのではないか、と思ったりします……