2015/02/23

おいしい井戸水の記憶──代田橋〜四谷大木戸

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【東京都】──「神田川を歩く_7」
2015.2.23にアップしました。

 京王線代田橋駅下の旧玉川上水にはレンガ造りの水路が再現され、現在の和田堀給水所から渋谷方面への水道道路には、止水栓の車止めがあったりと、水の要衝をアピールしています。
 この先、玉川上水で断片的に目にする細い流れは付近のわき水らしいが、多摩川から引かれた水よりはるかにキレイとのこと。
 以前、代田橋の父の実家で飲んだ井戸水はおいしく、台所に水道水とは別に井戸水の蛇口があるほど、生活に密着した存在でした。
 それは、武蔵野台地が大きな扇状地として形成されたためで、水の質・量は変わったとしても、家康が井の頭池(いのかしら)で汲んだわき水と同じ仕組みに発するものです……

2015/02/16

水の道、人の道──下高井戸〜代田橋

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【東京都】──「神田川を歩く_6」
2015.2.16にアップしました。

 学生時代に迷惑をおかけした下高井戸での生活圏は世田谷区内に限られ、甲州街道(杉並区との区界)が北限でした。
 街道を渡った先に並行する玉川上水跡には、公園・遊歩道が整備されています。
 その地に立つと北側は神田川へ、南側もなだらかに下る尾根筋であることに気付きます。
 遠くを目指す使命を受けた、水の道(旧玉川上水)や人の道(甲州街道)を尾根筋に設置したのは、「位置(高さ)エネルギー」を有効利用するためで、自然と付き合いながら町・国づくりを進めた様子が感じ取れます……(右は明大前駅の跨線橋)

2015/02/09

土地が歴史を生む──高井戸〜下高井戸

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【東京都】──「神田川を歩く_5」
2015.2.9にアップしました。

 奥は高井戸のランドマークとされる杉並清掃工場の煙突ですが、環状八号線の反対側に偽装農地の代名詞とされる(?)「栗畑」が広がるとは知りませんでした。
 旬の季節には、敷地内にある「くりのないとう」店頭に行列ができるそうで、失礼しました。
 周囲には、土地の切り売りで建てたと思われる住宅街やマンション、温浴施設+フィットネス+スイミングスクール、高井戸小学校(寄付ではないにせよ)等々が隣接しており、所有地はどこまで広がっていたのか? というサイズ感に驚きます……

2015/02/02

欲が消えていく……──烏山寺町

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【東京都】──「神田川を歩く_4」
2015.2.2にアップしました。

 寺町の寺院は、石神井川沿いに点在する真言宗寺院のように地域に根付いたものでなく、移転希望寺の集まりのため宗派は様々ながらも、伝えんとする世界観に接していると、こころ穏やかになる変化を自覚できるようになります。
 そのこころは? 「共鳴」であると感じました。善し悪しではなく、響き合えるか? ではないかと。
 歩を進めるごとに、上空の風音(北風が強く寒い日だった)と、カラスの鳴き声しか聞こえない「彼岸のふち?」に近づけるような印象も……