2013/09/02

苦学生とともに──若松河田〜東新宿

【東京都】──「大江戸線を歩く_15」
2013.9.2にアップしました。

 西早稲田の路地にはいまも下宿屋のたたずまいが健在ですが、むかしの貧乏学生がひどかったことを、五木寛之『青春の門』とシンクロする人は多いのではあるまいか。
 道すがら、ヒロイン織江の「信介しゃん」の声を耳にした錯覚は、若い時分に背伸びしたあこがれが呼び覚まされるようでもあり、なんだか胸がざわざわしてくる。
 サッシ窓の部屋に暮らす現代の苦学生に、この町はどう映っているのだろう……

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