2011/10/03

「その火を飛び越して来い」──神島

【愛知県】【三重県】
2011.10.3 にアップしました。

 嵐で休漁となる日の待ち合わせ場所とした監的哨に先にやってきた青年が、暖を取るためにたき火を起こすも居眠りしてしまいます。
 彼が寝ている間にやってきた娘が、服を乾かそうと裸でいる時に青年が目を覚まします。
 裸で抱き合う二人ですが「嫁入り前の娘がそんなことしたらいかんのや…… 私、あんたの嫁さんになることに決めたもの」(三島由紀夫『潮騒』)のくだりは、当時の日本人の倫理意識として、とても共感できるものだったことでしょう……