2008/12/21

グレートウォール──芝、汐留、東京タワー

【東京都】
2008.12.21 にアップしました。

 映画『三丁目の夕日』のように、東京タワーの近くに住んでいたわけではないのですが、子供心には東京の象徴的な存在だったのかも知れません。
 夕焼けの写真ではないのですが、そこに薬師丸ひろ子のセリフをイメージしてもらい
「大丈夫、来年はきっといい年になるわよ!」
 と締めるつもりだったんですが……

2008/12/16

篤姫も楽しんだ? 江戸の晩秋
   ──小石川、駒込、旧江戸城

【東京都】
2008.12.16 にアップしました。

 旧江戸城(皇居東御苑)二の丸庭園にある雑木林は昭和天皇の意向により造営されたそうです。
 その意図は見事で「華やかさだけが庭園ではない」(京都をまねる必要はない)との意志のようにも感じられ、そんな雑木林が気に入り、ウロウロとしておりました。
 ですが、痛い目(敗戦の経験)に遭ってからでなければ、庶民の気持ちに歩み寄ることができなかったわけですから、天璋院篤姫の力によるとされる「江戸城無血開城」の志(江戸の町を守りたい)を踏みにじったことになります……

2008/12/09

紅葉を求めて歩く「平和ぼけ」
   ──ヨコハマ・ヨコスカ

【神奈川県】
2008.12.9 にアップしました。

 「紅葉」は秋(10〜11月)の季語で、散り残った紅葉は冬の季語になるのだそうです。
 盛りを過ぎた風情を見つめる感性に対して、季節に線引きをすることも、ひとつの季節感なのかも知れません。

【Plus】GW=×Golden Week、○George Washington

2008/12/02

「江の島みたい」じゃない本家

【神奈川県】
2008.12.2 にアップしました。

 京都の清水寺や銀閣寺の土産物屋が並ぶ参道で「ここ、江の島みたいねぇ」との会話を耳にし「ホントよねぇ」と、返事しそうになったことがあります。
 関東方面(神奈川だけ?)では、道の狭い参道の両側に土産物屋が軒を連ね、いつでも祭りの縁日のように混雑して、思うように歩けない状況を「江の島みたい」と表現することがあります。
 これは、誰に教わるわけでもなく自然と口から出てくる方便(実感)みたいなもの、と思うのですが……

2008/11/25

空襲を免れた町──和田塚、由比ヶ浜、長谷

【神奈川県】
2008.11.25 にアップしました。

 古都を歩くとなると仕方ない面があるとはいえ、どうしてもお寺や神社巡りが中心となってしまいます。
 とても勉強になったのですが、少々食傷気味です。鎌倉には庭園のあるお寺が少ないことも理由のひとつと思われます。
 今回はのんびりと江ノ電沿線に沿って、路地をブラブラ歩きました。

2008/11/18

武力は権力を守るために──名越切通し、材木座

【神奈川県】
2008.11.18 にアップしました。

 逗子の市街から横須賀線の鎌倉へ抜けるトンネル方面の尾根付近を見ると、帯状に岩肌が露出している屏風岩のような光景が目に入ります。
 「大切岸」(おおきりぎし)という、山肌を削って作られた砦のような防衛施設だそうです。
 近くの名越切通しなども歩いてみると、幕府が都の防衛に必死だった様子がうかがえます。

2008/11/11

「正しい教え」とは?──幕府跡、日蓮宗寺院

【神奈川県】
2008.11.11 にアップしました。

 鎌倉時代は、仏教の「末法(まっぽう)」ととらえられ、鎌倉仏教といわれる浄土宗(法然)、浄土真宗(親鸞)と同様、日蓮宗(日蓮)も末法思想に立脚しているそうです。
 末法思想という響きからは「終末論」を連想してしまいますが、末法という概念には世情不安や天変地異は含まれておらず、「世も末」「この世の終わり」とは違うようなので、少し安心?
 でも、末法の時代は現在も続いているそうです……

2008/11/04

鎌倉は源氏一門の聖地──報国寺、朝比奈切通し

【神奈川県】
2008.11.4 にアップしました。

 鶴岡八幡宮の正面を右に折れ、鎌倉で唯一川らしい流れの滑川に沿って、横浜の金沢八景方面に向かう金沢街道が続いていきます。
 その細長い谷筋に、鎌倉・室町時代に活躍した一族の拠点があります。

2008/10/28

禅文化開花前夜──覚園寺、瑞泉寺

【神奈川県】
2008.10.28 にアップしました。

 さすが夢窓国師(禅僧で庭園設計でも知られる)と、京都にいくつもある庭園(天龍寺・南禅寺等)もとても素晴らしいのですが、鎌倉(東国)に唯一と言われるものに接した時の方が、その存在感が際立って感じられ、強いインパクトを受けました。
 「鎌倉で造るとこうなります」と言われてるような気がします。

 P.S. <ポニョの浦>

2008/10/21

異空間への入口──源氏山周辺

【神奈川県】
2008.10.21 にアップしました。

 「風が止まっている……」
 由比ヶ浜からの海風は谷筋に沿って山を越えていきますが、ここはちょうどその通り道のようで、峠に差しかかるといつでも海からの風が通り抜けていきます。
 ところがこの日はその風がまるっきり吹いてきません。何か悪いことが起こる前ぶれ?
 この緑のトンネルの向こう側には鎌倉の市街地があるのですが、その先は京都につながっていると思えた本日です。

2008/10/14

秋日和──北鎌倉

【神奈川県】
2008.10.14 にアップしました。

 北鎌倉の駅といえば、小津安二郎監督の映画『晩春』(だったと思う)で、笠智衆さんと原節子さんの父娘が並んで電車を待つ場面を想起してしまいます。
 とは言え、公開されたのは1949年といいますから、もう面影すら無いのも仕方ありませんね。
 しかし、もうあのような映画が作られることはないであろうと思うと、そんな面影を求めに訪れたい気持ちにさせられます……

2008/10/07

ドライフラワーのように守られた──極楽寺、長谷

【神奈川県】
2008.10.07 にアップしました。

 鎌倉大仏も当初は奈良同様の大仏殿があったものの、津波で流されてそれっきりの雨ざらし、となってしまったそうです。
 鎌倉の人たちにとっては「そのままでいい存在」であった、というところが現在の鎌倉を形作ってきたとも言えるような気がします。
 鎌倉時代以降は世間から見放されていて、かつては威光を放った寺院なども朽ちるままに放置され、地元の人々に親しまれる寺院等だけがドライフラワーのように守られてきた、というようにも思われます。

2008/10/06

江ノ電でGO!──いざ? 鎌倉

【神奈川県】
2008.10.06 にアップしました。

 江ノ電は、藤沢から鎌倉までの全長10kmを34分で結ぶ単線の電車で、市電のように道路を自動車と並んで走ったり、家並みの軒先をかすめ玄関先が線路にもかかわらず踏切がなかったり、七里ヶ浜の海が車窓全面から眺められたりと、海辺の町中をのんびりと走る沿線住民と密着している路線です。
 などなど、陽気のいい日には遠回りでも誘われてしまう電車です。

2008/10/02

見上げてごらん──生田緑地

【神奈川県】
2008.10.02 にアップしました。

 生田(いくた)緑地は、小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩15分程度の場所にある丘陵地帯を整備した市民公園です。
 起伏があるので広さは感じられませんが、日本民家園、青少年科学館(プラネタリウム)、岡本太郎美術館があるので、全部見て回ると1日遊べる公園施設です(現在「藤子・F・不二雄ミュージアム」が準備中だそうです)。
 個人的には、プラネタリウムに深い思い出があります。

2008/09/30

川崎大師くらいでしょうか──川崎市

【神奈川県】
2008.9.30 にアップしました。

 横浜もだいぶ回ったので、ボチボチ現在住んでいる川崎市を紹介しようと考えたのですが、何にも無いことに気付かされました。
 名前を挙げて通じそうなのは、川崎大師、サッカーファンならフロンターレくらいでしょうか……
 これも有名な工場地帯は国を支える役割を担っているのですが、排気ガスや公害等のマイナスイメージがつきまとってしまうので、住民としては微妙なところです。

2008/09/23

YOKOHAMA TRIENNALE 2008

【神奈川県】
2008.9.23 にアップしました。

 トリエンナーレとは、3年に一度開かれる現代美術の国際展覧会で、2年に一度開かれるものをビエンナーレと言います。
 ですがその動機はご想像の通り町おこし的なもので、今回で3回目ですが資金的な問題等で開催が1年延期されたこともあり、本当の意味で定着するかの判断にはまだ時間がかかりそうです。

2008/09/15

実りの季節──寺家ふるさと村、こどもの国

【神奈川県】
2008.9.15 にアップしました。

 カラッとした秋晴れのもとでは、少々汗ばんでも心地よく感じられます。
 実りの季節とくれば「おいしいお米が食べられる〜」などなど、表情がゆるんでしまう時節の到来ですが、季節感をどうしてこう食に結びつけてしまうのでしょう…… 年に一度の楽しみですものね! サンマはもういただきました。

2008/09/09

おしゃれじゃない横浜──鶴見

【神奈川県】
2008.9.9 にアップしました。

 鶴見線のひとつの終点である海芝浦駅のホームは海に面していて開放感があるのですが、改札の外は工場の門になっていて、関係者以外は外に出ることはできません。
 ですが、休みの日には従業員の方はいませんから、電車でしか行けない観光スポットのようでもあり、デートのカップルや、モデルさんを頼んだらしい撮影会など、公園感覚で訪れる人が多いようです。

2008/09/02

夏を惜しむ雲──瑞穂埠頭、大黒ふ頭

【神奈川県】
2008.9.2 にアップしました。

 この日も「大気の状態が不安定で、局地的に激しい雷雨や突風のおそれ……」の聞き飽きたフレーズ。ならば「雲を撮るぞ!」と向かいました。
 夏も終わるとなれば惜しむ気持ちも芽ばえてくる、というのでしょうか、表現的に正しいか分かりませんが「気持ちのいい入道雲」をこの夏は見ていないという気もしていたので……

2008/08/25

これが未来──みなとみらい

【神奈川県】
2008.8.25 にアップしました。

 東京よりも暮らしやすい町であることに気がついた人が増えたと言うことかも知れませんし、文化も感じられてわたしも好きなのですが、これが「みなとのみらい」と言われても、素直に納得はできません。
 「みらい」のイメージとは、もっとまばゆいものではないかと思い込んでいるわたしは、あまりにも楽天的と言うか子供じみているのでしょうか……

2008/08/19

埋もれゆく尖塔──関内、馬車道

【神奈川県】
2008.8.19 にアップしました。

 横浜三塔ができた当時は、それ以外に目印になる建造物は存在せず「港のランドマーク」として、愛着を持って「キング」「クイーン」「ジャック」の愛称で呼ばれていたことと思われます。
 それもいまや周囲の建物にじゃまされて、すぐ目前に来るまで見えなかったりします。
 確かに以前の建物は、高くて4〜5階の母屋から塔がそびえている程度の高さしかありませんから、いまの時代に周囲は低いビルにしなさいなどという規制は、何も建てるなと言うに等しい状況ではあります……

2008/08/12

折衷で平和貢献を!──山手、元町、中華街

【神奈川県】
2008.8.12 にアップしました。

 明治時代イタリア領事館の所在から「イタリア山」と呼ばれ、そこを「イタリア山庭園」として整備した後に日本人が住んだ「外交官の家」を移築してきた、との経緯なので、何かしっくりとこない気もしますが看板にウソは無いようです。
 神戸でも感じた「折衷好き」を日本人の特質ととらえれば、ある意味「合理的」「友好的」「おおらか」な日本人が世界平和に貢献できるような気がしませんか?

2008/08/05

「イ〜ネッ!」って?──本牧

【神奈川県】
2008.8.5 にアップしました。

 「本牧」の地名から想起されるのはきっと「あぶない刑事」かと思われますが、さすがに現在では撮影に使われたロケ場所の面影も失われたようです。
 いまどき本牧といえば「イ〜ネッ!」のクレイジーケンバンドと思うのですが、最近は目にしませんね。
 でも、歌の内容のような「ちょい悪オヤジ」では済まなさそうな不良オヤジ的なやから(怒られるぅ)が、大きなアメ車のオープンカーで走っているのを見かけます……

2008/07/28

五感で楽しむ「風情」──根岸、三渓園

【神奈川県】
2008.7.28 にアップしました。

 海風の通る軒先に出された席で、風鈴の音色を耳にしながら庭園の池を眺めてうどんを食しながら「風情は京だけにあらず」と。そのこころは?
 うどんの上に乗せられた梅干し(かつおぶし同伴)の美味しかったこと!
 炎天下の中、体は水分だけではなく塩分も欲していたことを思い知らされました……

2008/07/23

金網の向こう側──ズーラシア、米軍施設

【神奈川県】
2008.7.23 にアップしました。

 何で夏に動物園に来るかなぁ?
 開園当時からすると園内は結構広くなった印象で全部回ると2時間程度はかかります。
 暑いですし、終盤に差しかかるとみなさんバテ気味のようで、合い言葉のように「あと、オカピ観て終わりね」の声があちこちから聞こえてきます……

2008/07/14

横浜もお暑うございます──野毛山動物園、桜木町

【神奈川県】
2008.7.14 にアップしました。

 転居の後片付けもメドが付いてきたので、どこに住んでいようが週に一度くらいは散歩に出ようと、33度の猛暑の中を歩いてきました。
 京都で散歩しながら写真を撮るいいクセが身に付いたので、可能な間(のんきでいられるうち)だけでも続けようと考えています。

2008/07/07

135°E longitude──城崎温泉、丹後半島

【兵庫県・京都府】
2008.7.7 にアップしました。

 小天橋(しょうてんきょう)という長く伸びた砂嘴(さし)によって、久見浜湾は日本海から内湾として隔てられているため、実に穏やかで風光明媚な内海になっており、天気が良ければもっと長居したと思います。
 ホント、冬の厳しさが無ければのんびりと暮らせそうないい土地だと思うのですが、いいことばかりの楽園はそうそうありませんわね。
 ですが、求めたい願望を持つのは自由ですから……

2008/06/30

あさき夢みし──地蔵院

【京都府】
2008.6.30 にアップしました。

 再訪を最後まで取っておいたお気に入りの場所です。
 前回もふれた「くすんだ鏡」ですが、前回よりクッキリと自分の姿が映されている印象を受けました。それは、季節によって変わるのか、自身の心に左右されるのか……
 「あさき夢みし」の言葉をわたしは「はかなき夢をみた」という意味で用いようと考えたのですが、本来の意味は「そんな夢もみずに」なのだそうです。

2008/06/24

で、大阪はどやねん?──太陽の塔、道頓堀

【大阪府】
2008.6.24 にアップしました。

 道頓堀にほど近い水掛不動さんの付近の路地が法善寺横町になります。
 一度通り過ごしながら「いい横町」の印象があって戻ってみると、いい時間帯に通りがかったんだと思いますが、板前修業と思われるような若者が打ち水なんかしていて、とてもいい風情を感じることができました。
 でも、初心者には敷居が高そうな印象がありました。

2008/06/20

内海の門──和歌山県西部

【和歌山県】
2008.6.20 にアップしました。

 スキー場のロッジに来ています。
 それは冗談ですが、一瞬そんな絵に見えたりしませんか?
 ここは紀伊半島西側の白崎(しらさき)で、内陸部への連続性は分かりませんが、岬の部分だけに石灰岩の白い世界が異次元のように広がっているような印象があります。

2008/06/10

ここも野鳥の楽園?──植物園、鴨川(賀茂川)

【京都府】
2008.6.10 にアップしました。

 写真を撮り終え振り返ったすぐ近くに何かがいて驚いたのが、このサギでした。
 獲物を狙っているのは分かるのだけれど、逃げないんだよね。と言うか、ここがテリトリーだったのかも知れません。
 京都の人たちは野鳥を静かに見守っているからなのか、「お前らには捕まらないよ」の余裕なのか……

2008/06/02

古墳を歩こう──巻向(纒向)

【奈良県】
2008.6.2 にアップしました。

 ここの景色を眺めている時、自分自身の意識のタイムスケールが確実に変わっていることに気付かされます。
 とても手などは届かない時間を隔てた文化であり、自分のルーツでは無いとしても、大和もしくは邪馬台国(かも知れない)と言われる場所で生活していた市井の人への思いをはせてしまいます。
 そこにはもしかしたら卑弥呼も含まれていたかも知れません……

2008/05/29

お宮を守る誠実さ──志摩半島、答志島

【三重県】
2008.5.29 にアップしました。

 ここ伊勢志摩の方たちからは、誠実さというものが感じられると思います。
 伊勢神宮という全国からうやまわれるお宮さんの地元という「自負」の気持ちが、人々の心を律していると言えるのではないでしょうか。
 橋のたもとの「あんこ屋」を恥じる気持ちは、誰よりも地元の方が最も悔しい思いをされたのではないか、と思われます。

2008/05/27

水辺の風景──琵琶湖北部

【滋賀県】
2008.5.27 にアップしました。

 「ここ、ここ! これが琵琶湖のイメージなんだよなぁ」
 湿地帯と水没した木々という、昔ながらの琵琶湖の自然が残されているこんな風景を探して走ってきました。
 欲をいえば、葦原がドバーッと広がっててもらいたかったのですが、それはわたしのわがままですね……

2008/05/26

街道をゆく──周山街道、鯖街道

【京都府・福井県・滋賀県】
2008.5.26 にアップしました。

 京の北西側の外れになる高雄で周山街道を、北東側に位置する大原で鯖街道を、その道の続く先に思いをはせたことが、本旅程の動機です。
 周山街道は、京都盆地北西部の御室(仁和寺)から、高雄(神護寺)、栂尾(高山寺)を通り抜け、急峻な斜面を埋め尽くす北山杉の間をぬうように北へ向かいます。

2008/05/20

若葉のころ──平等院、東寺、涉成園、坂本

【京都府・滋賀県】
2008.5.20 にアップしました。

 京に戻ってまいりました。
 新緑のまばゆい、散歩には絶好の季節到来と言えます。
 今頃の京都は修学旅行の季節でもあります。
 中学の修学旅行は京都だったのですが、きっとこんな時期だったことと思います。
 当時は何せ初めてですから、この季節が到来することを山や里を挙げて喜んでいるなどとはみじんも感じることなく、目の前の中学生たち同様に駆け回っていたことでしょう。

2008/05/12

新しき町に、新しき城──【沖縄】首里、那覇新都心

【沖縄県】
2008.5.12 にアップしました。

 以前は首里城近くにあった沖縄県立博物館ですが、那覇新都心に移転・新装開店です。
 それにしてもこの造形は見事としか言いようがありません。
 グスク(城)をモチーフに、小さな四角い窓は石垣を、入り口の空間は石の門をストレートに想起させて、見事です!

2008/05/11

「ganbare ore」──【沖縄】久高島

【沖縄県】
2008.5.11 にアップしました。

 この場に立ったなら誰でも「この先には何が?」と前進しますよね(右写真)。
 ところが、ここから引き返したヤツがいます……
 前回訪問時はあちこち寄り道し過ぎたもので、この光景を目にしたところでタイムアップとなってしまい「待ってろよ、あばよ!」と、小走りで港に駆け戻った覚えがあります……

2008/05/10

未来への遺産──【沖縄】南部戦跡

【沖縄県】
2008.5.10 にアップしました。

 修学旅行と思われる一行が平和祈念資料館をバックに記念撮影をしています。
 「何で資料館がバックなんだろうか?」と考えたとき、そう言えば自分たちも広島の「原爆資料館」をバックにした写真が残されていることに気付かされます。

2008/05/08

基地問題果てしなく……──【沖縄】辺野古、楚辺

【沖縄県】
2008.5.8 にアップしました。

 「像の檻(おり)」を覚えておられますでしょうか? 
 06年12月に日本に返還され、昨年の6月にさら地にされたそうです。
 「ゴルフボールは家に持ち帰らずみんなで使いましょう」の看板とゴルフボールがあります。基地の跡地で「みんなでゴルフ」とは素晴らしい! と思ったのですが……

空港が必要な理由──【沖縄】伊平屋島

【沖縄県】
2008.5.8 にアップしました。

 フェリーターミナルの喫茶で少し遅い昼食を食べていたら、50代くらいのおばちゃん(おばあではない)が仲間と話していたのですが「それは言語ですか?」と聞きたくなるような音声を口から発しているのに驚かされ、久しぶりに「異国に来たか?」の思いをしました……

2008/05/06

緑の島──【沖縄】伊江島、美ら海水族館、備瀬

【沖縄県】
2008.5.6 にアップしました。

 伊江島の「ゆり祭り」の様子をニュースで見ていたので楽しみにしておりました。
 実際フェリーの車は「満車です」、島のレンタカーも「予約で一杯です」(何とか借りられましたが)、観光バスも来ているし「本当に盛り上がってるなぁ」と少々たじろぎました……

2008/05/04

ゆとりの必要──【沖縄】識名園、中城、海中道路

【沖縄県】
2008.5.4 にアップしました。

 本日は沖縄本島を、那覇から本部(もとぶ:美ら海水族館方面)へ寄り道しながら移動の予定で、細かなことは決めていませんでした。
 日曜日で水族館方面が渋滞しているとのことなのでのんびり北上しよう、そんなゆとりがいい出会いを作ってくれました。

2008/05/02

光の世界──【沖縄】ハテの浜(久米島)

【沖縄県】
2008.5.2 にアップしました。

 渡ってしまえばそこは「砂の島」ですから日陰など何もないわけで、仮設のトイレや日よけ程度しかありません。
 「ここへ来たなら、紫外線など気にせず光の中へ飛び込もうぜ!」と開き直って「太陽の子」になれたことを喜んだタイトルなんですけど、伝わるだろうか?

2008/04/30

まずは脱皮から──【沖縄】久米島

【沖縄県】
2008.4.30 にアップしました。

 ハイサーイ! 1年ぶりの沖縄です。
 今回は久米島から始めましょうね。
 気温27度。丈の長い衣服を脱ぎ捨て、サンダル履きでビーチに飛び出して行く瞬間は、完全に他への注意力を失っています。
 頭の中まで脱皮してる? でも、みなさんも同じですよね?

2008/04/15

東京兄妹──駒込、雑司ヶ谷

【東京都】
2008.4.15 にアップしました。

 ここを訪れるようになったのは、映画『東京兄妹』(1995年 監督:市川準 出演:緒方直人、粟田麗)を観てからで、兄妹がひっそりと暮らし、お鍋を持って豆腐を買いに行くような風情が現在も息づいているのでは、と思わせてくれる一画が狭いながらも現存しています。そんな、映画の世界に迷い込んだような錯覚をさせてくれるところがとても好きな場所です。

2008/04/14

鎌倉再認識──円覚寺、建長寺

【神奈川県】
2008.4.14 にアップしました。

 「いいくに(1192年)つくろう鎌倉幕府」程度の認識しかないくせに「鎌倉の散策なら案内しますよ」なんて顔をしていたことを思い出し、恥ずかしくなってきます……
 京都の禅寺を巡るうちに「鎌倉五山」の表記に接し「そういえば、円覚寺や建長寺にも坐禅道場があったから禅寺なんだよね」という程度の認識で、これまで円覚寺や建長寺を「禅寺」と意識して見ていなかったことに気付き、今回是非にも訪れたいと切望していました。

2008/04/06

東京雑感──暮らすなら京都!

【東京都、神奈川県】
2008.4.7 にアップしました。

 京都では高層建築物の自主規制を始めています。100年単位で町の将来を考えられる都市は、日本では京都だけではないか? と思ってしまいます。
 確かに、資産価値がある町だからそれを守ろうとする原動力が生まれることも理解できますし、町作りにはそれくらいの「ビジョン」がなければ、外に誇れるものはできないのではないか? とも思えます。
 今の東京には、どんなビジョンがあるのでしょうか?

2008/03/31

奈良・京都、文化のはざま──木津川周辺

【京都府】
2008.3.31 にアップしました。

 「東西に流れる川」に対して感じる違和感というものをご理解いただけるだろうか?
 生まれ育った関東平野では、相模川、多摩川、荒川など、川はみな北から南に流れて海にそそがれます。それを「縦に流れる」と表現するならばここでは「横に流れている」わけですから、太陽との位置関係や町並みの設計や家屋の建て方から受ける違和感にとまどってしまいます……

2008/03/24

シーズン開幕──六波羅蜜寺、智積院、三十三間堂

【京都府】
2008.3.24 にアップしました。

 プロ野球開幕、春の甲子園開幕と時を同じくして「京都の観光シーズン開幕」です。
 一週間前とは明らかに人出の勢いが違います。行きの電車座れなかったし、散策を終えて何度か寄っている喫茶店も満席でした……
 今年初めてアイスコーヒーを頼みました。そりゃ、そんな季節にもなれば人が出てくるのは当たり前ですよね。