2018/05/28

禁足の地を守る──本八幡

【タイトルのリンク先を指定できないため、本文はこちらからご覧下さい>>>】

2018.5.28にアップしました。

 八幡(やわた)の地名は、平安時代の天皇勅願により京都・石清水八幡宮を勧請し建立された葛飾八幡宮にちなみます。
 現在、境外末社とされる右の不知森神社(しらずもり)は、「一度入ったら出てこられない」「入れば必ず祟られる」とされる禁足の地「八幡の藪知らず(不知八幡森:しらずやわたのもり)」の入口にあり、森を封印する存在のようにも。
 市街地にそんな竹林を残そうとする住民の方々は、自然を敬い、身近に感じる、心穏やかな生活を送っているのではないかと……

2018/05/21

集客力ある丘陵地──下総中山

【タイトルのリンク先を指定できないため、本文はこちらからご覧下さい>>>】

2018.5.21にアップしました。

 以前、中山競馬場近所の方に聞いた「競馬開催日の周辺は車が動かない」の道路事情は、開催日ではない土曜日も渋滞する様を見れば、尋常でない混雑が想像できます。
 レースが無い日も人が集まる「場外馬券売り場」では、椅子でなく床こそ主戦場(?)と座り込むため競馬新聞が散乱しますが、ディズニーランドに及ばずとも清掃の方がさっさと片付けてくれます。
 競馬場にある子ども向けの施設は無料なので、近所の家族連れには格好の遊び場ですが、開催日渋滞のお詫びとされても困りそうと……

2018/05/14

ふなばし三番瀬海浜公園の潮干狩り

【タイトルのリンク先を指定できないため、本文はこちらからご覧下さい>>>】

2018.5.14にアップしました。

 連休中に潮干狩りでにぎわう海岸へバスで向かいますが、車窓から路上駐車が続く様子を目にした瞬間、連休のうんざり感が……
 ガキの時分、埋め立て前の幕張で潮干狩りをした時には、ザクザクの表現がふさわしいほど採れた記憶があります。どこまでも続く遠浅海岸の沖に豆粒のような人影の見え、あそこではどれだけ採れるのだろうと眺めていました。
 潮干狩り場には漁協がアサリをまくそうですが、沖まではまかなかいでしょうから、ハマグリを狙っていたのか?(当時はハマグリも採れました)

2018/05/07

水いずる岬──西船橋

【タイトルのリンク先を指定できないため、本文はこちらからご覧下さい>>>】

2018.5.7にアップしました。

 以前、千葉、茨城、埼玉、東京にまたがる広い地域が「下総国葛飾郡」とされた経緯から、親しまれた葛飾の名が付近の神社や学校名に残る地域で、京成西船駅も以前は葛飾駅でした。
 JR総武線、京成線付近は丘陵地の末端で、縄文期は丘陵の奥まで海が入り込んでいたため、遺跡や貝塚が発掘される歴史を持ちます。
 付近の湧水には、谷筋に湧出するゲエロの池(ご想像の通りゲエロはカエルの方言)、葛羅の井(かづらのい)と、当時の海に面した斜面下に湧出する、二子浦の池、二子藤の池があり、地形的な分類はされますが、どちらも海の浸食により出現したように……