2017/10/30

ヨコハマトリエンナーレ2017

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2017.10.30にアップしました。

 転居後は横浜が遠くなったと実感しますし、この距離感ではトリエンナーレ(3年に1度開催される美術展)のようになりそうとも。
 右は、新しい絞首刑を表現したのかも知れませんが、第一印象は大女の奥さんにお仕置きされる旦那が、身動き取れないよう吊される姿に見えました(5m程度の高さ)。
 彼も、脱出方法を思案しているのでしょうが(息があればだが)、彼の足元には別の作品(下)が展示されています。
 これはカニの集団で、近づいてみれば何とも感じませんが、彼の高さからは「下に降りるのもイヤだなぁ」と見えるかも知れません。
 こんな見事な取り合わせも展覧会ならではと……

2017/10/23

恵みが満ちている──安曇野

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2017.10.23にアップしました。

 山からの清冽な伏流水(地下水)が湧き出す地を開拓した大王わさび農場付近には、生き物を育む恵みが満ちているように感じます。
 わさびは日本原産の香辛料のため外国人旅行客の関心が高いようで、様々な国の方々が「Wasabi」→「Wabi Sabi ?」などと(?)足を運ぶ観光名所で、これも大きな恵みとなります。
 寒さと雪を我慢できれば、人が暮らすには最適な環境と思え、自然の恵みを分けてもらう意識を持つことから、長野県民の実直な人間性が育まれるようにも。
 右は、1989年黒澤 明監督の映画『夢』の舞台とされた地で、おそらく当時から変わったのは、人工物である水車小屋が老朽化したくらいではないか……

2017/10/16

庶民に親しまれる──善光寺

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2017.10.16にアップしました。

 日本の仏教寺院では、国家の安寧を祈願した東大寺、スーパースター空海が開いた高野山 金剛峯寺、庶民に仏教を広めたルーツ比叡山 延暦寺が重要視されるが、善光寺は日本仏教が諸宗派に分かれる以前に開かれた、宗派を問わない霊場+女人救済の寺(上記の3寺は女人禁制だった)ゆえ、庶民にもっとも親しまれた寺院ではないかと。
 「牛に引かれて善光寺まいり」とは、洗濯物を角に引っかけ走り出す牛を追いかけたおばあさんが、善光寺の仏の光明に照らされた牛のよだれを仏の言葉と受け止め、それ以来信心深くなった(女性の信仰対象であった)と伝わるもの。右は青木湖。

2017/10/09

地域に還元された豊かさ──小布施

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2017.10.9にアップしました。

 今年の夏休みは引っ越しの準備で消化したため、半端な日数で回れそうな長野・安曇野周辺に足を運びました。
 2015年開通の北陸新幹線「かがやき」で向かった長野駅改札前には、1998年冬季長野オリンピックの垂れ幕が飾られており、「あれから20年?」が今回の第一印象。
 江戸期の画家 葛飾北斎は晩年、小布施の豪商 高井鴻山(こうざん)に招かれこの地に絵を残しますが、岩松院の天井絵「八方睨み鳳凰図」に描かれる、鳳凰の眼にみなぎる生命力に圧倒されます……

2017/10/02

欠かせない大動脈──臨海町

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2017.10.2にアップしました。

 首都高速道路湾岸線と東関東自動車道の接続(1982年)以前、都心から千葉・茨城方面へ向かう高速道は京葉道路しかないため、利用時には渋滞の覚悟が必要でした(トイレも無かったように)。
 その後開通した湾岸線はスムーズに流れるため、ディズニーランドの花火や夜景を楽しむ間もなく通過してしまうことを、うれしいと感じたことも。
 高速道利用者は大いなる恩恵を受けましたが、葛西臨海公園へ向かう高速下の歩道橋(右)では騒音が途切れないため、会話も通じない状況です……