2016/12/26

江戸・東京の玄関口──北品川

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2016.12.26にアップしました。

 江戸期の品川湊は、江戸市中の浅瀬に向かう小型船への積み替え港としてにぎわったため、遊んで暮らす人(ビッグコミックオリジナル『浮浪雲』の生業は船問屋?)って、結構いたかも知れません。宿場と港が隣接する場所柄から、物語の猥雑な空気を想像するのは主客転倒でも、分かりやすい気がします。
 陸・海路とも江戸玄関口の認識から、品川台場を築きペリーを横浜まで退かせますが、律儀に玄関から入ってくるゴジラの上陸を自衛隊は防げませんでした……

2016/12/19

落書きしたくなる路地──目黒川河口

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2016.12.19にアップしました。

 旧東海道の商店街が景観保存に注力するおかげで(?)、脇の路地まで守られているように見えます。路地脇には、共同の手押し井戸とスペースが往時のまま残されており、家のすだれ越しにテレビの音声が聞こえてくる情景から、昭和期のガキ時分の記憶がよみがえってきます。
 この路地なら、路面にろう石で落書きをしても「道路で遊んじゃダメ!」と怒られないのではないか? なんて思うのはオヤジだけのようで、きれいな路面を目にすると、近ごろの子どもはそんな遊びはしないのか? とも。
 ですが、子どもが少ないとされたら、本当のノスタルジーに……

2016/12/12

再開発にも場数が必要?──大崎

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2016.12.12にアップしました。

 初めて歩いた五反田〜大崎間の目黒川沿いには、東京都主導の大崎副都心化により取ってつけたような「不自然な空間」が広がります。「家は3回建てないと満足できるものはできない」は、人生では不可能とも受け止められるように、住民の不満を耳にし都市計画側が「こうすればよかった」と後悔する部分がありそうな気がします。
 工場地帯の再開発から生まれた町の周辺には、まだ多くの工場が残りますから、今後も続く再開発で設計側・住民側双方が満足できる町が生まれるのかもしれません。
 でも、築地のような工場跡地の土壌汚染は大丈夫?

2016/12/05

旧木造駅が消える前に──戸越銀座

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2016.12.5にアップしました。

 12月11日に竣工セレモニーが行なわれた駅舎改修を、東急は「木になるリニューアル」としますが、以前も木造の駅舎でしたよね。木(気)になる設計者が不明なのは、時代が求める隈 研吾さんではないため?
 新駅舎を目にし、「いつまでもあると思うな東急線の旧木造駅」の日が近いことに気付かされます。現目黒線の駅はすべてリニューアルされましたし、大井町線 旗の台駅の木造ベンチも消えました。
 現存する「木造駅探訪」はテーマになりそうですし、今ならまだ格好になると思ったりします。
 右は、公募制推薦入学選考試験が終了した星薬科大学。