2016/10/31

「馬」の地名由来は頼朝──蛇崩川

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2016.10.31にアップしました。

 付近の上馬・下馬・駒沢通りなど「馬」に関する地名の由来は、源頼朝が奥州合戦に向かう際に生まれたとされます。
 頼朝の馬が蛇崩(じゃくずれ)の激しい沢の深みで命を落としたため、頼朝の「この沢は馬を引いて渡るべし」から、「馬引沢」→「下馬」と伝わったとのこと。現在も高台から下る坂には、流れの速かった様子がうかがえます。
 前回の馬事公苑付近に始まり、馬の地名を刻みながら流れ、目黒川に合流する中目黒で馬頭観音が守られる蛇崩川は、「馬の川」と呼べるようにも……

2016/10/24

五輪の準備が始まる──馬事公苑

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2016.10.24にアップしました。

 東京五輪の経費削減に動く小池知事を応援していますが、もう準備が始まる時期であることも確かです。
 馬事公苑は、1940年東京五輪(戦争のため中止)に向け開設された施設で、1964年東京五輪の馬術競技会場とされた施設も老朽化が目立つため、来年から2020年五輪に向けた改修工事が始まります。
 JRAの施設なので競技用設備は◎ですが、古いままのトイレは×。リニューアル後の姿を楽しみに。
 入道雲の写真は9月中旬のもので、遠出をはさみ季節外れとなりました……

2016/10/17

高みの心地良さ──駒ヶ岳〜大鹿村

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2016.10.17にアップしました。

 千畳敷カールへの道は険しく。菅の台バスセンター〜しらび平ロープウェイ駅間の路線バスは(一般車両通行禁止)、低速ギアで山道を30分登りっぱなし。路肩から崖を見下ろし「運転手に命を預けていいの?」の気持ちと、覚悟して乗るロープウェイの違いは、地に足が着けばジタバタできるとの意識によるようです。
 しらび平〜千畳敷間の駒ヶ岳ロープウェイ(1967年開通)の売りである、日本最高の高低差950m、日本最高所 千畳敷駅の高度2611.5mの迫力は圧巻ですし、このルート開設に挑んだ意欲に拍手をしたい!

2016/10/13

陸の孤島を遺産に──妻籠・馬籠

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2016.10.13にアップしました。

 右はパンフレット等で使われる光景らしいが、左右の木は江戸時代から生えていた? そんな関心が、宿場の歴史を身近なものに感じさせてくれます。
 当時の宿場町は、江戸←→京を行き来する旅人の雑多な会話で騒がしいも、様々な情報交換の場だったことでしょう。
 山間地においても、中心都市の情報を耳にできる宿場がにぎわった交通システムは、街道筋にある宿場の平等性を保っていたとも言えそうです。
 人づてに伝わる情報を、また聞きとして話半分で受け止める、おおらかさを持った時代の空気感が、いまも漂っているかのよう……

2016/10/08

地元の誇りを守る──木曽路

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2016.10.8にアップしました。

 「京都に負けない!」と驚いた立派な庭園は、山間地に広がる雲海をイメージし昭和期に造園されたもの。
 地元のヒーローである木曾義仲は、平氏を京都から追い出し一時は征夷大将軍となるも、評判の悪さ(政治力不足)から人望を失い源 義経軍に破れます。
 その後家系は絶えたとされるも、戦国時代の木曾氏が義仲の子孫を名乗ったように、時代を超えて地域の誇りとされ、菩提寺を守らねばとの強い意志を感じます。
 庭園に感銘を受けるのは、住民の願いが込められるためと……

2016/10/03

豊かな水が支える──松本

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2016.10.3にアップしました。

 以前、松本城が深志城と呼ばれた時分は、盆地に流れ込む川を濠に利用した浮城のような姿だったそう。松本駅の現住所が「深志一丁目」とされるように、駅前に限らず町中には多くの湧水が見られ、いく筋もの水路が残ります。
 J2リーグ松本山雅FCの試合があったらしく、EPSONのロゴ入りユニフォーム姿の集団を見かけます。長野自動車道脇に並ぶEPSONの工場群には驚きますが、大量の水を必要とする精密機器製造には最適な環境のようです。
 生活や城を守り工場を誘致した、水に支えられた「水都」と呼べるのでは……