2012/05/28

不便さの魅力は単なる郷愁か──田端〜西日暮里

【東京都】──「山手線を歩く! ⑲」
2012.5.28 にアップしました。

 本駒込付近にある吉祥寺の裏手から千駄木に向かいますが、至る前に道を見失いました。気付いた地点からはかなり戻らないと、隣の路地への抜け道がない地域です。
 普段は持たない地図のプリントにルートを書き込んでいても、道を失う迷路(地図にある道が無い!)に一発かまされ、気合いが入ります!
 現在も西の吉祥寺側には「車は通り抜けられません」の看板が立つ路地が迷路のように絡み合いますが(バックする車をよく目にし、歩行者側もよけてやるかの気持ちになる)、車道が整備された東の地下鉄千駄木駅側には、この地の「環境破壊?」的な立派な住宅街が広がっています……

2012/05/21

すがすがしい「サツキとメイ」のころ──駒込〜田端

【東京都】──「山手線を歩く! ⑱」
2012.5.21 にアップしました。

 タイトルはご存知のように、映画『となりのトトロ』(1988年 宮崎駿監督)主人公姉妹の5月にちなんだ名前です。
 これまでその命名には監督の「里山で農耕が盛んなころの日本人が大きな希望を抱いた、田植え時季の田園風景に主人公を立たせたかった」旨のコメントがあったと思うも(見当たらず)、現在流通する情報は、郊外に引っ越したのは「よく晴れた五月の日曜日」だけとは、何とも心がこもらない「安直なコピーの氾らん」と感じてしまいます……

2012/05/14

植物たちの彩りがまぶしい──巣鴨〜駒込

【東京都】──「山手線を歩く! ⑰」
2012.5.14 にアップしました。

 小石川植物園は好きな施設なのでよく歩くも、まだ自分には「ビジター」の感覚があります。
 植物に関する知識は無いながらも、切れ切れの記憶の断片をつなぐことができれば、一気に植物に対する関心と理解が深まるのでは? と思ったりします(それは万事に共通の命題です)。
 そのためには、この地のように多様な植物が育てられる植物園へ、季節ごとに足を運ぶ必要がありそうです。
 時間はかかりそうですが、ポチポチと積み重ねたいと思っています……

2012/05/07

暮らしを守るための選択──大塚〜巣鴨

【東京都】──「山手線を歩く! ⑯」
2012.5.7 にアップしました。

 この付近の都電荒川線沿線には「この先車両通行不可」の看板をあちこちで見かける、迷路のような路地に家屋が密集しています。散歩する側にはワンダーランド(角を曲がると何が現れるのか?)と、楽しめる町並みですが、防災の観点からは危なっかしい家並みです。
 防災道路の「再開発用地」といえ、住宅密集地の明らかな私有地でも「失敬!」と公然の通路とする場所まで、フェンスで閉め出されては途端に不便になります。
 ですが雑司ヶ谷で感じたように、見晴らしをよくすることで緊急車両(消防車など)が通れる道幅になるわけですから、行政側としては「やらねばならない」事業であるのは確かです……