2009/04/28

人情は運べない──都電荒川線沿線

【東京都】
2009.4.28 にアップしました。

 都電荒川線は、飛鳥山公園付近で武蔵野台地の高台から、隅田川・荒川の流れる川の手に下ります。
 この辺りを「人情の境界線」と考えるととても分かりやすく、「山手」(高台)に対する「下町」(低地)という、まさに地理的分類の境界と共に実感できます(語源としても、地形区分から線引きされたそうです)。

2009/04/22

思い入れのある者は急ぐべし──下北沢

【東京都】
2009.4.22 にアップしました。

 小劇場、ファッション街、飲み屋はいまも健在ですが、わたしの記憶には駅前食品市場の印象が強く残っていました。
 1980年代までは栄えていたそうですが、いまや風前のともしびです。
 経営者の高齢化等もあったのでしょうが、町が生まれ変わる時期がちょうど潮時なのかも知れません……

2009/04/17

ガンバロー! 駅前商店街──世田谷線沿線

【東京都】
2009.4.17 にアップしました。

 三軒茶屋や下高井戸にある駅前商店街も、近い将来には大きな変革が押し寄せてくるように思われます。
 時と共に利用者の要望も変わっていくわけですから、商売のやり方にも工夫が必要になってくるのだと思いますが、大切なのは「スピリット」であり、町を愛する気持ちなのではないでしょうか。
 右写真は「再開発後もガンバロー!」を応援する絵。

2009/04/11

花見にかこつけて──小金井公園、井の頭公園

【東京都】
2009.4.11 にアップしました。

 花見という理由にかこつけて、昔なじみだった店の扉を開けた、という印象でしょうか。
 吉祥寺の町は久しぶりで、大きく・小さく変わった場所はありますが、基本は変わらない印象でした。
 やきとりの「いせや」はビルになっていましたが、駅前の「ハモニカ横町」は健在で「サトウのメンチカツ」の行列が相変わらず町の風景であることに、昔にタイムスリップしたような錯覚すら覚えます。

2009/04/07

春を実感する時──馬事公苑、千鳥ヶ淵

【東京都】
2009.4.7 にアップしました。

 わたしたちの「春の季節感」とは、突然気温が20度を超える日があったり、「桜の開花が早まりそう……」の情報でフライングする人はいたとしても、「桜満開」の絵を見ないことには、実感できない方が多いのではないでしょうか。
 桜の花粉に含まれるという「興奮剤」のような成分を吸い込むことで覚醒し、「春の訪れ」を実感する民族なのかも知れません。