2009/03/31

「元気で暮らせよ、さえない中年!」──柴又

【東京都】
2009.3.31 にアップしました。

 「博と仲良く暮らせよ。満男をあまり叱るんじゃないぞ。それから、おいちゃん、おばちゃんの面倒を頼んだぞ……」の声が聞こえてくるような柴又駅のベンチで、夕暮れの光景を眺めていると、何だか楽しかった映画が終わってしまうような、もの悲しさがこみ上げてきます……

2009/03/24

埋め立て地に見る夢──新木場、葛西臨海公園

【東京都】
2009.3.24 にアップしました。

 開園当時、水族園の売り物であった「マグロの回遊水槽」は仕切られてしまい、大きなマグロも行きつ戻りつ泳がされていました。
 以前「マグロは高速で泳がなければ弱ってしまう」と聞かされ、グルグル泳ぐ姿に「なるほど」と感心させられたものですが、実は大丈夫だったということなのだろうか?

2009/03/18

食のテーマパーク──築地、月島

【東京都】
2009.3.18 にアップしました。

 近ごろ流行の「市場の食堂」は地方の港町でも盛況ですが、その東京版を求めるならここ築地となるのでしょう。
 迷惑視されていた海外からの観光客の見学マナー報道についても、いい宣伝材料になったのではないかと感じられるほどの盛況ぶりです。

2009/03/14

下町文化の発信地──清澄、門前仲町、木場

【東京都】
2009.3.14 にアップしました。

 富岡八幡宮境内には鼻高々に「日本一大きいお神輿」の格納庫として、専用の蔵が建てられています。
 しかしこのお神輿は、大きすぎてお祭りには参加できず、もっぱら展示品という「カラ元気」に甘んじているあたりにも、江戸っ子気質の愛すべき側面があるように感じられ、わたしは好きになりました。
 神社仏閣に関心のない方でも、門前仲町の印象通り気軽に立ち寄れる飲食店が多くありますし、楽しんで満足できる下町ではないかと思います。

2009/03/08

大震災、大空襲、そして大麻……──両国、亀戸

【東京都】
2009.3.8 にアップしました。

 「どすこい」とは「どっこいしょ」「どんと来い」という意味だそうですが、相撲協会やファンの姿勢に対しは、力士がシコを踏む掛け声ではなく、おばさんが重い腰を上げる時の「どっこいしょ!」に思えてなりません。
 「やかましい!」と感じていた横綱審議委員のおばさんは、こういう状況を危惧(きぐ)して叫んでいたのかも知れない、と納得してしまう事態であるように思われます。

2009/03/01

新タワーを希望に──三ノ輪橋、向島、京島

【東京都】
2009.3.1 にアップしました。

 京島周辺は第二次世界大戦の空襲の被害が少なかったこともあり、昔ながらの下町の町並みが残されている地域になります。
 「残すこと」は、おそらく住民の意思と思われ「残されていること」は貴重であるのですが、時代が変われば「有効利用できる地域を何で野放しにしておくんだ?」という意見も押さえられなくなるようです……